地方への移住で理想的な暮らしを実現した人を表彰する「第2回 ニッポン移住者アワード」の選考会が9日、東京都内で開かれ、静岡県焼津市に移住した会社員の水野優子さんと同市職員の鈴木上貴さんがグランプリに輝いた。

グランプリを獲得した静岡県焼津市職員の鈴木上貴さん(左端)、水野優子さん(中央) 写真提供:産経新聞社
同アワードは、移住で理想的な暮らしを実現した人たちを表彰するコンテスト。移住先の自治体からの推薦を受けた移住者とそれを支えた自治体職員が審査対象で、地域創生や地方移住に知見のある識者で構成する選考委員会が選考を担当した。
自己実現・家族の幸せ・地域貢献・コミュニティ活性化・事業立ち上げ・伝統継承・次世代育成など、さまざまな視点で審査を行い、大賞ほか各部門賞を選考。同時に各自治体の取り組みも審査し、移住者や地域の方々にとって魅力的な移住促進施策を行っている自治体を表彰する。
選考会の会場では書類審査を通った移住者と職員8組が移住の経緯、移住先での活動などをアピール。水野さんは、SNSの力をフルに活用し、楽しみながら地元の悩み解決に邁進している姿が評価され、グランプリを獲得した。
その他、地域創生賞を静岡県沼津市の鈴木智博さんと沼津市職員の浅野元紀さん、子ども未来賞を佐賀県唐津市の三笠旬太さんと唐津市職員の下田 愛さん、ウェルビーイング賞を京都府舞鶴市の岡山茉莉さんと舞鶴市職員の藤村聡さん、地域産業賞を岐阜県山県市の加藤慶さんと山県市職員の佐伯卓馬さんが受賞した。
<選考委員>
選考委員長 林﨑理 (一般財団法人地域活性化センター 理事長/(公社)ふるさと回帰・移住 交流推進機構(JOIN-FURUSATO)業務執行理事)
選考委員 及川卓也(マガジンハウス「こここ」統括プロデューサー/starnet代表)、風間欣人 (JTB総合研究所 代表取締役社長執行役員、立教大学 観光学部 特任教授)、中川淳一郎 (編集者)、山本ふみこ (随筆家)





