小湊鐵道が初のアフタヌーンティー列車を運行
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2日、千葉県のJR内房線五井駅から房総半島中央の上総中野駅までを走るローカル私鉄・小湊鐵道で、イギリス発祥の喫茶習慣「アフタヌーンティー」を楽しむ特別列車が運行し、参加者らは車窓の景色と沿線ならではのスイーツとセイボリー(軽食)で優雅な午後のひとときを過ごした。

ushikuni cafeの曽根晴さん(手前左)とスタッフの皆さん
小湊鐵道ではビール列車「夜キハ」を運行しているが、アフタヌーンティーイベントとしては初めて。市原市の上総牛久駅に併設するコーヒースタンド「ushikuni cafe(ウシクニ カフェ)」が主催。人気車両キハ200の車内にテーブルを置き、専用のヘッドマークを付けた列車が五井~上総牛久間を往復運行した。

アフタヌーンティー列車の車内
アフタヌーンティー列車の車内では、ウェルカムドリンクとして市原市産の梨サイダーではじまり、コーヒーの専門技能の国際資格である「Qグレーダー」を持つushikuni cafe店主、曽根晴さんが焙煎したこだわりのコーヒーや定番の紅茶、市原市産のクロモジティーをはじめ、ガトーショコラにチーズケーキ、プリンなどのスイーツや、サンドイッチにスコーンとセイボリー(軽食)など沿線の人気菓子店やベーカリーショップ自慢の逸品を揃え、特別なアフタヌーンティーセットとして乗客に提供した。

列車の扉が開くとスタッフが

上総牛久駅前で焼きマシュマロを体験
小休憩となった上総牛久駅では、牛久商店街の方による駅前での焼きマシュマロの体験やシベリアなどの菓子の配布。そして曽根さんによるコーヒーセミナーを実施した。

アフタヌーンティー列車にて
東京都内から来た夫婦は「昭和にタイムスリップした列車でこんなに本格的なスイーツを楽しめるとは思わなかった」と驚き。また、袖ケ浦市から来た女性は「いろんな体験が出来て楽しかった。列車に乗りながら美味しいお菓子などを楽しめるのが良かった」と笑顔で話した。曽根さんは「楽しんで頂けたら何より」と語りつつ「こっちの方はバタバタでしたが」と苦笑い。次回は来年3月の実施を予定をしている。





