目や皮膚の健康に効果的。杏の栄養価【鈴木杏樹のいってらっしゃい】
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私の名前(杏樹)にも使われています、植物『杏(アンズ)』について調べました。
アンズの栄養素と効能
漢方としての働きが!?
杏仁(きょうにん)
アンズには古くから、漢方としての働きがあるとされています。
アンズの種を割ると、中に硬い皮に包まれた白い実が入っています。これを『杏仁(きょうにん)』といいます。『杏仁(あんにん)』という別の読み方もあって、これを使って作られるのが、中華料理のデザートでおなじみの『杏仁豆腐』です。
この『杏仁』は咳を鎮めたり、痰を取り除いたり、ノドの痛みを和らげたりするのに効果的とされています。漢方ではこの『杏仁』を使って、お薬を処方するそうです。
β-カロテン
そんなアンズの栄養価ですが、果物の中でもβ-カロテンをとても多く含んでいます。
特に干したアンズ、ドライフルーツのアンズにはナマの状態よりもβ-カロテンを多く含んでいるそうです。
β-カロテンは体の中で、ビタミンAとして働いて、目や皮膚の健康に効果的とされています。また抗酸化作用があるので、ガンや老化の予防にも期待されています。
カリウムや鉄
同じく高血圧や貧血の予防に役立つとされる、カリウムや鉄も多く含みます。
さらに食物繊維も豊富です。
クエン酸やリンゴ酸
アンズには独特の酸味がありますが、これは主にクエン酸やリンゴ酸で、糖質の代謝や、鉄分の吸収を良くする働きがあります。それによって疲労を回復したり、食欲を増進させたりといったことが期待されています。
このようにアンズは酸味が強いため、ナマで頂くよりもジャムやお菓子などに使われることが多いです。
そんな中、『ハーコット』といった、酸味が少なくて甘みが強い生食用の品種もあるそうです。
『ハーコット』の収穫時期は、7月上旬から中旬辺りまで。出回る期間が短いので、見かけた時はお早めに・・
(2016/6/7放送分より)
<スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい>
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