視力検査に使うアレの名前
視力を測る時に使う表は『視力検査表』
“視力を測る時に使う表”がありますが、名前を『視力検査表』と言います。略して『視力表』とも呼ばれています。
欠けた状態の黒い輪っかは『ランドルト環』
その『視力検査表』に“イチ部分に穴が開いていて、欠けた状態の黒い輪っか”がありますよネ。
視力検査の時、“上”とか“右斜め下”といったようにどの部分が欠けているかを答えます。
この“イチ部分に穴が開いた、黒い輪っか”の名前を『ランドルト環(かん)』といいます。
“世界共通の、視力の検査用の記号”のことです。
『ランドルト』は人の名前
この『ランドルト』とは、フランスの眼科医のエドマンド・ランドルトさんのことです。
この『ランドルト環』の黒い部分と、穴の開いた部分は同じ幅と決められています。
例えば視力『1.0』用の『ランドルト環』の場合、高さは7.5ミリ、黒い部分は1.5ミリ、穴の開いた部分も1.5ミリです。
この“穴の開いた部分”がどこにあるのか?確認出来れば『視力は1.0』ということになります。
これが視力『0.5』の場合、『ランドルト環』の大きさは『1.0』用の2倍になります。(高さ:15ミリ、黒い部分&穴の部分:3ミリ)
さらに『0.2』の場合、『1.0』用の5倍、視力検査表の一番上にある『0.1』用は、『1.0』用の10倍の大きさです。
日本の場合、『ランドルト環』と一緒に『ひらがな』や『カタカナ』が使われることが多いですネ。
スプーンみたいな黒い棒は『遮眼子』
そうやって視力を測る時に、片方の眼をスプーンみたいな黒い棒で覆いますよネ。
この“黒い棒”のことを『遮眼子(しゃがんし)』といいます。
(2016/9/27放送分より)
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