400年の時を超えて今、謎が明かされる!?『本能寺ホテル』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第132回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、1月14日から公開となる『本能寺ホテル』を掘り起こします。

日本史最大のミステリーを大胆にエンターテイメント化

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「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」で知られる人気作家・万城目学の直木賞候補になったベストセラーを映画化した『プリンセス トヨトミ』。
1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔が、実は現在も生き続けていた!!!
…という、奇想天外なストーリーが話題を呼び、大ヒットを記録しました。

その『プリンセス トヨトミ』のキャスト&スタッフが再び集結し、新たな歴史ミステリー映画を製作。
トヨトミの次は歴史をさらに遡って、オダ、織田信長にまつわる物語。
しかも今回は、オリジナルのストーリーを展開していきます。

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婚約者である恭一の両親の金婚祝賀パーティーに出席するため、京都を訪れた倉本繭子は、何かの手違いで予約していたはずのホテルに宿泊することが出来ず、途方に暮れていた。

そんな繭子の目に飛び込んできたのが、路地裏にひっそりと佇む、本能寺ホテル。
ホテルの支配人に導かれるままチェックインした繭子は、奇妙な世界へと迷い込む。
そこは1582年、武将と家臣団が逗留している京都・本能寺だった。

織田信長と信長に仕える小姓・蘭丸との交流を深めていくうちに、繭子はあることに気付く。
自身が迷い込んだ1582年のその日は、本能寺の変が起きる前日だということに…。

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ヒロイン・繭子を演じるのは、日本映画界屈指のコメディエンヌ、綾瀬はるか。
名将・織田信長役に堤真一、小姓・森蘭丸役に濱田岳。
共演に平山浩行、田口浩正、髙嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫と、人気俳優たちがズラリ。
メガホンを取ったのは、数々の人気ドラマや『HERO』シリーズを手がけたヒットメイカー、鈴木雅之監督。
ダイナミックかつ予測不可能な歴史エンターテインメント作品となりました。

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本作でもテーマとなっている本能寺の変は、戦国時代最大のミステリーとも言われています。
通説では、明智光秀が織田信長に恨みを持ち謀反に及んだことになっていますが、最近ではさらなる黒幕が存在した…という諸説が発表されるなど、様々な議論がなされています。

歴史というものは、謎に包まれているからこそ面白い。
事実はさておき、作り手が自由に発想した歴史映画にはエンターテイメントの醍醐味を感じます。

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本能寺ホテル
2017年1月14日から全国東宝系にて公開
監督:鈴木雅之
出演:綾瀬はるか、堤真一、濱田岳、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫 ほか
©2017 フジテレビジョン 東宝 ホリプロ
公式サイト http://honnoji-hotel.com/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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