さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、1月27日から公開となる『ドクター・ストレンジ』を掘り起こします。
常識を覆す、ファンタジック・アクションワールド
さまざまなマーベルコミックの実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として展開している、マーベル・シネマティック・ユニバース。
その14作目にあたるのが、マーベル史上もっともミステリアスなヒーローの活躍を描いた『ドクター・ストレンジ』。
ん? ヒーローなのに、ストレンジ(変人)???
容姿も知能も秀でている天才脳外科医、スティーヴン・ストレンジ。
天才的な技術を誇る彼だが、誰に対しても“上から目線”な傲慢な性格が玉にキズ。ある日、ストレンジは不慮の事故で両手の機能を失い、突如外科医としてのキャリアを断たれてしまう。
あらゆる治療を試すも完治の手だてが見つからないまま富も名声も失ってしまったストレンジが行き着いた先は、神秘に満ちた魔術の力。どんな傷も治せる神秘の力を操るという指導者エンシェント・ワンの元、過酷な修行を重ね、人智を超えたパワーを手にしたストレンジだったが、それがきっかけで、壮絶な魔術の戦いに巻き込まれていく…。
マーベル・コミックに登場する数々のヒーローの中でも特出した存在感を放つドクター・ストレンジ。
演じるのは、世界中で絶大な人気を誇るベネディクト・カンバーバッチ。
これまでにも、一風変わった天才役を演じることが多かったベネ様。
端正なマスクに髭をたくわえ、あまりのカッコ良さに溜息がこぼれます。
ほか、ヒロイン クリスティン・パルマーにレイチェル・マクアダムス、ストレンジの師匠となるエンシェント・ワンにティルダ・スウィントン、エンシェント・ワンの弟子・モルドにキウェテル・イジョフォー。
さらに、ストレンジの宿敵・闇の魔術師 カエシリウスにマッツ・ミケルセンと、名優たちの共演にも注目です。
「マーベル映画の新機軸」とも謳われている本作ですが、その真髄は時間と空間の概念を超えた神秘の映像世界にあり。
現実世界の高層ビル群や街がねじ曲がり、折りたたまれ、分割されていく様子は、まるで万華鏡を覗いているような不思議な感覚です。
これはもう、私がアレコレ説明するより、観て体感して下さい!ってカンジですね。
ホント、びっくりしますから!!!
ドクター・ストレンジ
2017年1月27日から全国ロードショー
監督・脚本:スコット・デリクソン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォー、ベネディクト・ウォン、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スゥイントン ほか
©2016MARVEL
公式サイト http://marvel.disney.co.jp/movie/dr-strange/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/