松本秀夫アナがボウズに?!横浜港大さん橋・初の釣りイベントに密着!

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*大さん橋で釣れた海タナゴ ランドマークタワーをバックに

3/11(土)横浜港大さん橋国際旅客ターミナルで、大さん橋123年の歴史上、初めてとなる釣りイベント『大さん橋fishing Challenge』が行われました。

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*当日は大さん橋マルシェも開催(左) *やる気満々の皆さん(右)

●横浜港と大さん橋の歴史
ペリー提督の黒船来航によって、1859年(安政6年)に開港した横浜港。大さん橋の前身・鉄桟橋は1894年(明治27年)に完成、《メリケン波止場》と呼ばれました。その後、関東大震災やアメリカ軍に接収されたりしながら、現在のターミナルは、2002年(平成14年)に完成、7代目のターミナルとなっています。
そんな横浜港は、船舶の安全性確保と、国際テロへの対策に関わる国際条約・SOLAS(ソーラス)条約により、関係者以外の立ち入りが厳重に規制され、海からも船での岸壁への接近が制限されています。

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*こんな看板が掛かって通常は立ち入り禁止です(左) *岸壁は、こういう船が着くところです(右)

という事で、大さん橋というのは、123年間《一般人が釣りをする》ことはなかった場所なのです。
今回、港を観光や地域の活性化の核とした街づくりの促進を目指す「みなとオアシス」という計画に横浜港が登録され、そのイベントの一つとして、「大さん橋Fishing Challenge」が行われました。

●123年間、釣りが行われなかった場所だから…
この日は、事前に募集した836人の中から抽選で選ばれた123人が釣りを楽しみました。そんな中にこの人も参加。

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*松本秀夫アナも釣る気満々

歴史的なイベントですから、事故なく行うために、各種説明から始まりました。
安全上、鉄柵が設置されている事、全員ライフジャケット着用、オーバースローでの投げ釣り禁止、餌はイソメ・疑似餌のみで、ルアー、蒔き餌禁止、水くみや魚の取り込みなどは、50人近くボランティアで参加したプロ釣り師など釣り関係者の皆さんに任せることが確認されました。

今回の会場は、横浜港大さん橋でも、先端の所と、みなとみらい側。マリンタワー側は、『第2回大さん橋マルシェ』が行われました。

ただ一つ、壇上に上がる人が声を揃えて「釣りをするにはつらい季節」「去年10月の試し釣りでは釣れたが、1月は残念ながら釣れなかった」と…

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*名人級の釣り師がボランティアで補助を買ってでました(左)*確かに見た事のない風景です(右)

釣り開始は11:00。天気も良く、大きな船、ベイブリッジ、みなとみらい、と横浜港を表すアイコンが綺麗に見えて、風景はバツグン、後は魚が釣れるだけです。

全員が同時に横浜港に釣り糸を垂らします。誰が記念すべき第一号を釣り上げるのか!大会関係者、報道関係者、ボランティアで参加している釣り関係者、そして釣り人が注目!
もちろんこの人も…

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*ベイブリッジをバックにご機嫌な松本アナ

しかし、説明された通り、まだ釣りには辛い季節でした。なかなか『釣れました!!』という声が上がりません。第一声が叫ばれたのは開始から45分経った頃『釣れました、釣れました。ハゼで~す』

釣ったのは13歳の男の子。スタッフ、関係者の安堵の表情と苦笑い。その後も、ハゼがポツポツと、釣り人が飽きない程度に釣果があがります。一番盛り上がったのは、25cmの海タナゴが釣れた時!魚らしい写真が撮れなかった報道陣が一気に集まり、釣りあげた人の周りには人だかりが出来ました。

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*この日一番の大物・海タナゴ。これが釣れなかったら…手のひらサイズばかりで…(苦笑)

結局、この日釣り上げたのは、25cmの海タナゴ、ハゼ8匹、メゴチ、ギンポなど十数匹、予想通り、厳しい釣果でしたが、横浜港の風景を写真に撮ったり、参加した人は、それぞれが東京港大さん橋での初めての釣りを楽しみました。
1人、楽しめなかった人がいますが…

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*ランドマークタワーをバックにブーたれる松本アナ

14:00に釣りは終了。
その後は同時開催中の「大さん橋マルシェ」でご飯を食べたり、お弁当を食べたりしながら、15:00からは、松本アナも一緒に釣りに行った事がある、磯釣り名人・鵜澤正則(うざわまさのり)さんが、東京湾・東京湾に住む魚・そして今日なぜ釣れなかったという反省も含めたお話をしてくれました。

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*なぜ釣れなかったのか!?磯釣り名人の鵜澤さんが解説

●プロ釣り師による釣れなかった理由とは…
鵜澤さんによると、『今回は水温が低すぎました。魚は水温には対応しきれない。大さん橋にいる魚にとって、今回の釣り餌は、見た事の無い量のご馳走が一気に目の前に現れた。いきなりそんなご馳走が目の前に落ちてきたら警戒しませんか?だから、アタリはあったけれど魚が食いつかなかった事は、魚の警戒心が勝ったからなんです。でも、一回見ているので、次はからは食ってきますよ。』というのが、プロ釣り師による分析でした。

その他、鵜澤さんからは『これまで東京湾のほとんどの堤防で釣りが出来なかった、今回は凄い事、それも横浜の真ん中で釣りができるなんて別世界ですよ。』『東京湾の水も、私の子供の頃より、とても綺麗になっています。今日釣れた魚を見てもらえばわかるが、お刺身で食べれます。これから東京湾では沢山の魚が釣れ出します、ぜひ近くの東京湾にも釣りに出て欲しい。』と参加者の皆さんに話していました。

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*女性同士とかお子さんと初めての釣りという方も多かったです。

●今後の大さん橋Fishing Challenge は?
今回、参加できなかった人には気になってしょうがない、次回の「大さん橋Fishing Challenge」ですが、この夏~秋まで、ほぼ毎週末、外国旅客船が接岸するということで【予定は未定】という事でした。ただ、平日開催も考えながら、過ごしやすいシーズンで開催できるように検討するそうです。
チャンスはまだあります、横浜港大さん橋国際客船ターミナルのホームページをマメにチェックしてみてください…松本アナも。

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(よこいみちひと)

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