3/29(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
受動喫煙対策~2020年に向けた世界的な流れと永田町のズレ
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
健康増進法改定案の検討も 与党にも多いヘビースモーカー高嶋)屋内全面禁煙という世界的な流れに乗ろうということで、受動喫煙対策を強化する「健康増進法改正案」というものが今、国会で提案するかどうか検討しているのですか。新聞で読んだのですけれども、国会対策委員長の竹下亘さん、あの人は出さなきゃいけない立場なのだけど(笑)。
鈴木)与党ですからね(笑)。政府の法律はバックアップしてあげなきゃいけないのだけど。
高嶋)だけど、当人は大変ヘビースモーカーであると。(日に)60本くらい吸うと。本当ですかね?
鈴木)私も昔は下手したら40本から50本くらい吸っていました。
高嶋)もの書く人、麻雀やる人、飲む人は煙草の本数は多いですからね。
鈴木)あと喋る人、高嶋さん(笑)。吸っておられたでしょう?
高嶋)吸っていましたよ。スタジオの中でも吸っていましたからね。酷い話ですよ、考えてみれば。
鈴木)だから竹下さんは、その法案が出てくるならどうやって生きていけばいいのだろうなんていう本音を漏らした訳です。厚生労働省が一生懸命やっているのは、今度2020年オリンピックがあるじゃないですか。世界各国そうですが、オリンピックが開かれたのをきっかけにして世界中から人が集まるので、受動喫煙を防止していくと。煙草吸う人はいいのですよ、自分の責任だから。でも周りの人たちにいろんな害を与えるので、例えば公共の場所、食事をする所なんかも殆ど禁煙にしていこうという、世界的な流れがあります。悪いことでは僕はないと思うのですね。
意外と議員に多い喫煙者 夜の流れは受動喫煙防止高嶋)竹下さんのその話の続きみたいになりますけど、議員の方は吸う人多いですか?
鈴木)多いですね。
高嶋)特に年配者?
鈴木)そうですね。例えば、こういうラジオ番組なんかでもよくゲストで政治家の方が来られると割と吸っている人多いでしょ。
高嶋)多いです。石破茂さんなんかこの間来られましたけども、打ち合わせをするのは喫煙室ですもの(笑)。
鈴木)そうですね。石破さんなんか吸われますものね。受動喫煙というのは乳児だとか、吸わない女性だとか病気の人とか癌患者の人とか、そういう人には極めて良くないですから、この流れをと思うのだけど。永田町って未だにぷかぷかとふかす人が多くて。「たばこ議連」というのがあるのですよ。「煙草を吸うのは憲法で保障されている」というそんな理屈まで出して(笑)。
高嶋)憲法まで持ち出して(笑)。
鈴木)だから「分煙をやればいいじゃないか」という、厚生労働省の「全部禁煙にしましょう」に対して今せめぎ合っています。ただ一言言わせてもらいたいのは、受動喫煙防止というのはどの世論調査でも高いのですね。現在の世の流れになっています。
受動喫煙問題解決への様々な課題高嶋)だけど煙草の税収はまだアテにしているような所がまだあって、それからもし健康に悪いのだったら、100%全面的に禁止してしまえば良いじゃないかと。
鈴木)あとレストランとかスナックとかの経営にも影響してくるという説もあるのだけれども、全ては理屈から言うと“健康あって”ですから(笑)。
高嶋)確かに町の居酒屋なんかで「当店は喫煙者歓迎」とか「吸えます」というような店がいっぱいありますもの。
鈴木)その辺がせめぎ合っている所なのですけど、厚生労働省はいわゆる世界各国で言うと一番厳しい形とそうじゃない、イギリスと韓国の間くらいに落ち着くのかなとは言っていますけど、これをきっかけに本気でこの受動喫煙の問題を考えるべきだと思います。
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