4/12(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
相次ぐ“民進党離れ”
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
以前から離党のタイミングを計っていた高嶋)民進党の長島昭久議員がどうやら除籍処分の方向ということなのですが、まあ民進党もいろいろ問題山積で苦しい状況。まずは都議選なのですけどもね、民進党の現状を伺っていきましょう。
鈴木)長島さんはかなり前、旧民主党時代からもう出るのではないかと常に言われてきた人です。ずっと長く長島さんを取材させてもらっていますけども、はっきりしているのは特に安全保障なんかで言うと、自民党よりも激しく右なんじゃないかというような所もあったりして、そういう意味では自民党が裏でラブコールをしていて自民党に移るのではないかという話も、実はこれまで節目節目に出たりはしていたのです。
だけど長島さんとしては大義も必要ですし、簡単に自民党にふっと、特に今そうですけど、野党が厳しい状況の中で、溺れている船から逃げ出すようなことはしたくないというようなことがあったようで、それでタイミングを図っていたという感じだと思います。高嶋)なるほど。
民進党崩壊寸前! その原因は民主党政権交代の頃にあった?高嶋)都議選の民進党の公認候補の中で7人が離党届だとか、何やら内部崩壊現象みたいなことが起きていませんか?
鈴木)そうなのですよ。長島さんが根拠にしているのは、今度の選挙に向けて野党共闘、野党が一緒に頑張ろうという中で共産党もそこに入っていますが、長島さんからするとそれがおかしいということになる訳です。
でもこれは口実のような気がします。今、民進党で起きているいわゆる民進党離れ、その根っこに何があるかというと、思い出して欲しいのですが、2009年の政権交代選挙の時に旧民主党が出来ました。この時に自民党を倒す為には多少の違いはあってもひとつになって、数をキープして対抗しようと民主党が出来上がったのですよ。高嶋)まず固まることが先決だったというね。
鈴木)そうそう。だから例えば安全保障とか憲法改正とかで議論するともうバラバラになっちゃうから、そういうものを避けて来た。これがずっとあるのではないかなと思います。
高嶋)ひと言、小池さんとの繋がりはどうなのですか? 長島さんは。
鈴木)安全保障の考え方は遠くないと思いますが、さっきも言ったように自民党に行くというそういう情報がずっとあったので、そのワンクッションかもしれない。だから小池さんと本当に最終的にやるのかはちょっと見極めた方が良いかなという気がします。
高嶋)いずれにしてもこの長島昭久という玉は、どっちも欲しい方ですよね。
鈴木)そうですね。あと民進党が崩れていく可能性が出て来ているということです。