FM93AM1242 ニッポン放送「上柳昌彦あさぼらけ」では今週1週間にわたりTHE ALFEEの坂崎幸之助さんをゲストにお迎えしています!
今日4/18(火)は2日目、続いてその後半!
「坂崎幸之助書写真展」東京・アイランドギャラリーにて開催 5月16日~29日
上柳) 前回はどうやって素晴らしい写真を撮っているのかという話から、色彩が非常に綺麗だと。ライカというカメラだからなのか「どういうことだ?」と思っていましたら、RAWという話が出てきまして。
坂崎) 僕も5、6年前はJPEGで十分だと思っていました。JPEGというのは撮ってそのままパソコンに取り込んで、デスクトップで見て「よかったな」とそれで十分だった。田中長徳という写真家と一緒に日本JPEG党というのを立ち上げました。JPEGで十分じゃないかと。一応そういうこだわりがあってね。自分で写真の個展をやるようになって、そこのギャラリーのオーナーがレイアウトをRAWで撮ってほしいと。「なんで?」と訊いたら「JPEGというのは現像すればするほどデータの量が落ちちゃって、大きく伸ばす写真に耐えられなくなってしまう」と。だけどRAWというのは元データなのでいじくっても変わらないと。データ量が変わらないまま色合いだとか。例えばモノクロにするとか、赤を強めにするとか。
上柳) 新宿の歌舞伎町の靖国通りに並んでいる不法駐輪している自転車のサドルの鮮やかな質感というのは、ある程度デジタルの処理がなされているということですか?
坂崎) 現像しています。昔は暗室だったけど今はライトルーム、明室ですね。パソコン上でできてしまいますから。それは僕あまり得意ではなくて、ギャラリーのオーナーが得意なのでリクエストを出してやってもらっています。現像が大事です。
上柳) 雨粒の糸を引くような線。雨が降った曇った日に写真を撮ろうとはまず思わないですよね。
坂崎) これはライカを借りて嬉しくて。ちょうど外苑を走っていて赤信号で止まったので「試し撮り!」で撮った一枚でした。それをこんなに感動してくださるとは(笑)
上柳) そうか。知らなければよかった説も若干ありますけどね(笑)
坂崎) 僕の場合は別に何を撮ろうと思って撮りません。
上柳) とにかく撮ってみましょうと、その中で選んでみましょうと。
崎坂) 昔のフィルムの場合は現像しなければわからない。しかもベタ焼きというネガを6列に並べて、その中で丸を付けて選んでいくと。そのときに編集の人はその36カットを見るわけですよ。そうすると下手な写真もあるわけでしょう。だから1枚1枚こだわって撮るわけですよ。
上柳) なるほどね。
坂崎) ベタ焼きで中に1枚でも良いのがあればいいけれども、他の35枚がね。
上柳) この人この程度かと思われるのが嫌で、全てのショットを凄く集中して撮っていたのではないかと。
坂崎) 今はデジタルなので、削除もできますよね。だから昔の人たちは大変だったと思いますよ。
上柳) 坂崎幸之助書写真展、坂崎さんが書を書いてその横に写真が展示される書写真展が開催されます。
坂崎) もう10回か11回くらいやっています。
上柳) これは東京駅の八重洲口近くのアイランドギャラリーにて5月16日火曜日から5月29日月曜日にございます。
番組情報
眠い朝、辛い朝、元気な朝、、、、それぞれの気持ちをもって朝を迎える皆さん一人一人に その日一日を10%前向きになってもらえるように心がけているトークラジオ