松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?

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3月に松本秀夫アナが挑戦し、ボウズに終わった、『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目が約4カ月空いた7月17日(月・祝)海の日に行われました。
(前回の記事 https://www.1242.com/lf/articles/40741/?cat=life

松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?
どうして日程が空いてしまったのか、実は5月に開催を予定していましたが、荒天の為に中止になってしまったのです。さらに、初夏・夏・秋と、毎週末はもちろん、平日にも各国から国際客船が停泊・停泊予定で、FishingChallengeを行える状況でもなかったのです。
しかし、各関係者の尽力によって、7月17日に第2回が行われることになりました。

ちなみに、『横浜港大さん橋FishingChallenge』は、釣りだけではなく、釣りが終わった後に、海の専門家などによる東京湾についての話を聞いて、より東京湾に興味を持ってもらおうという企画です。

7月17日、朝、釣り具を持ったり、持たなかったり、色々な人が横浜港大さん橋に集まりました。前回同様、募集人数を大きく上回る申し込み人数の中から、釣りの手練れ、家族連れ、カップルなどが選ばれました。もちろん、家族連れやカップルの中には、今回が初めて釣りをする皆さんもいます。受付場所には、そんな初心者用に、釣り竿(有料)や餌(有料)仕掛け(1つは無料のち有料)も用意されています。
ちなみに、今回、松本秀夫アナの姿はありません、野球中継の出張の為、欠場です。

松本秀夫アナ

松本秀夫アナ(写真は前回の時です)

今回も関係者の方から、注意事項を聞いて、全員で岸壁に向かいます。みんなで「がんばるぞー」風な集合写真を撮りまして、釣りスタートです。
(全員ライフジャケットを着用(腰に巻くタイプもあります)、岸壁には鉄作が置かれ、沖には救助船も用意されています)。

さて、この7月という季節、釣り季節としては、ちょっと日差しが強いかな??(苦笑)といった感じですが、水温も上がり、魚のヤル気?活性も上がっています。
大きいのや美味しい魚が・・・入れたら釣れて、入れたら釣れての入れ食いを・・・
松本アナが釣るような大物が・・・という大きな期待を抱いてスタートフィッシング!

松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?

で、結果報告をしますと、アジ・イワシ・カサゴ・カワハギなどなど、50匹位が釣れました。
お子さんや初心者が魚を釣って、楽しそうな笑顔が見れました。

松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?

ただ、100人位の釣り人で50匹ですから、単純に計算すると半分の人には釣果がありませんでした。釣りには向いている日和のはずでしたが、魚のヤル気、活性も低く、待ちの時間が長く、1匹を釣るにも、なかなか難しい日になってしまいました。

松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?

なにが難しくしたのか!

釣りの時間が終わった後に、その原因を説明し、さらに東京湾についてお話してくれたのが、NPO法人 海辺つくり研究会の木村 尚(きむら たかし)さん。

木村 尚

木村 尚(きむら たかし)さん

そうです、あのTV番組で、あのアイドルグループと一緒に出演している海洋環境専門家の木村さんです。

木村さんが唱えた釣れなかった原因は・・・赤潮。

松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?

ちょっと分かりづらいのですが、赤茶色の色だったのです《赤潮》です。
ちょうど一週間前の7月10日(月)、東京湾内の広域で《赤潮》が発生したニュースを覚えていますか? その赤潮の名残りが原因だったと思われます。

【赤潮とは?】
赤潮とは、プランクトンの異常増殖により海水が変色する現象をいいます。
海洋が汚され、海水中にリンや窒素などの栄養物が多くなるほど、温度やその他の影響を受けて、プランクトンが異常に増えます。プランクトンの増殖により、海水が赤褐色やオレンジ色、時には青緑色に変色することがあります。このようなプランクトンは赤潮プランクトンと呼ばれます。(横浜市 環境創造局 環境科学研究所HPから引用
なお、横浜市環境科学研究所のHPでは、赤潮についてもっと詳しく、解りやすく、紹介されています。

松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?

木村さんは、釣り人というよりは、海洋環境の専門家なので、そんな赤潮が発生する仕組み、東京湾ではどの辺りに、どんな時に赤潮が発生し易いのかなどを、わかりやすく説明してくれました。

●東京湾の奥(お台場、船橋、幕張、千葉など)では、毎年のように赤潮・青潮が起こりやすい状態になっている。
●今年の東京湾は、赤潮・青潮などの発生が例年よりも早すぎる(例年は秋口だが、今年は6月頃から出始めた)。
●ゴールデンウィークに、波が光り幻想的な雰囲気と話題を集めた鎌倉の夜光虫も、赤潮の一種である。
●ただ、船橋の三番瀬・盤洲干潟では、海草の一種・アマモが生えているおかげで海中の酸素が供給され、赤潮などが起こらない。

その他
●江戸前の魚の話、東京湾から居なくなってしまった魚の話(昔は、多摩川にかかる六郷橋の所で、太刀魚が釣れたそうです)
●深海生物の宝庫という東京湾海底谷の話
●漁師さんが直面している大きな問題の話

など、大きな声では言えない話も含めて、予定を大幅にオーバーする話をしてくれました。
今回、魚が釣れなかった人も、釣れなかった事を忘れてしまうほどの話だったと思います。

もちろん、あのグループの話もちょっとだけしてくれました。
『あのね、芸能人になる人っていうのは、やっぱり何かを持っているんだよ。普通だったら見つからないものを見つけちゃったり、会えない生物に会えたりするんだよ。やっぱりそういう見えない力を持っている人達なんだよ』と笑って話してくれました。

松本秀夫アナがボウズに終わった因縁の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』の第2回目は?

ちなみに、こんな話は、木村さん達が中心になって行われるイベント・東京湾大感謝祭2017(10/20~22@横浜赤レンガ倉庫と周辺)に行けば、いろいろわかるそうですよ。

普段入る事さえできない横浜港大さん橋国際客船の岸壁で釣りをして、テレビで見た事のある人の話を聞いて、一日海三昧の『横浜港大さん橋Fishing Challenge』。
参加したくなった人もいるでしょ?次回の開催は・・・・・未定です、残念!

このあと、秋口まで、本来のお仕事、国際客船が沢山接岸するために次回開催は未定なんだそうです。
第1回・第2回と行われ、大漁が期待されながら・・・なので、次に期待ですね。
皆さんも、そして松本アナもお楽しみに。

(よこいみちひと)

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