日本のことば~風落ち・風樹の嘆・風紋~
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『風落ち(かざおち)』
“果実が風によって落ちること。また、その落ちたもの”という意味です。
『手風琴(てふうきん)』
『アコーディオン』のことです。戦前までは『アコーディオン』のことを『手風琴』と呼んでいたそうです。
『風来坊(ふうらいぼう)』
“風に誘われて、どこからともなくやって来た人”、“気まぐれな人”のことをいいます。
『風樹の嘆(ふうじゅのたん)』
親孝行したいと思った時には、既に親はいなくて親孝行したくても出来ない・・という嘆きのことです。
『風紋(ふうもん)』
“風によって、砂地の表面に出来る模様”のことです。砂漠などで見られる光景です。この風紋に夕陽が合わさった光景を、写真や映像で見たことがありますが、それはもう本当にキレイです。
■杏樹の感想
これまで『季節を表す言葉』など、様々な言葉をご紹介していますが、日本語って本当に美しい言葉がたくさんありますよネ。
今回ご紹介した言葉は、なかなか普段使うことがありませんが、こういった素敵な言葉があることを知って頂けたら・・・と思います。
私は今回ご紹介した中で、特に気に入ったのは『月の霜』と『鏡花水月』です。しっかりと心に留めておきたいと思いました。
(2017/10/13放送分より)
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