燃えるロボット魂!『マジンガーZ / INFINITY』
公開: 更新:
【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第339回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、1月13日公開の『マジンガーZ / INFINITY』を掘り起こします。
伝説のロボットアニメ、45年の時を経て現代に蘇る
かつてスーパーロボット”マジンガーZ"を操り、悪の科学者Dr.ヘル率いる地下帝国の野望から人類を救った兜甲児。あれから10年、彼は祖父や父のように科学者への道を歩み始めていた。そんな折、富士山の地中深くに謎の超巨大構造物と生命反応が確認される。そして時を同じくして、機械獣や宿敵Dr.ヘルが出現する。
新たな脅威や運命が待ち受けるなか、再びマジンガーZに人類の未来が託される…。
1970年代に一世を風靡したロボットアニメ『マジンガーZ』。“乗り込み型ロボット”というこれまでにないまったく新しいコンセプトで生み出された本作は、日本のみならず世界中で爆発的な大ヒットを記録、いまなお多くのファンに愛されています。
その『マジンガーZ』が原作者・永井豪画業50周年プロジェクトとして、45年ぶりに劇場版となって蘇りました。
『マジンガーZ / INFINITY』として、新たな伝説の幕が上がります。
今作は『マジンガーZ』の10年後の物語。かつてのヒーロー・兜甲児の声を森久保祥太郎が、ヒロイン・弓さやかの声を茅野愛衣が担当。
ほかにも劇場版オリジナルキャラクター・リサ役に上阪すみれ、兜甲児の弟・シロー役に花江夏樹、大人気の悪役キャラクター・あしゅら男爵役に朴璐美&宮迫博之、戦う統合軍アイドルマジンガールズのメンバーにおかずクラブと、バラエティ豊かなボイスキャストが揃いました。またテレビアニメ版で兜甲児を演じた石丸博也と弓さやか役の松島みのりも出演しているのは、オリジナルファンとしては嬉しいトコロ。
そして『マジンガーZ』で外せないのが、水木一郎が今作のために新録した主題歌。「ゼーット!!」の轟きに胸が高鳴ります。
『マジンガーZ』はハリウッド映画にも多大な影響を与えていること、皆さんご存知でしょうか。例えばジェームズ・キャメロン監督の『アバター』。劇中に登場するロボットの動きは、マジンガーZを参考にしたとのこと。
また『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督も『マジンガーZ』の大ファン。作中の必殺技はロケットパンチがアイデアの元になっているそうです。
圧倒的スケールで展開する映像でロボット魂が燃えるカッコ良さを体現した『マジンガーZ / INFINITY』も、世界中に大反響を巻き起こすことでしょう。
マジンガーZ / INFINITY
2018年1月13日から全国ロードショー
原作:永井 豪
監督:志水淳児
声の出演:森久保祥太郎、茅野愛衣、上坂すみれ、花江夏樹、高木渉、山口勝平、菊池正美、森田順平、島田敏、塩屋浩三、石塚運昇 ほか
オープニングテーマ:「マジンガーZ」水木一郎
©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
公式サイト http://www.mazinger-z.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/