年間5万ケースの葱を出荷するねぎびとカンパニー株式会社代表取締役・清水寅が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。「初代葱師」と自らを呼ぶ清水。葱のほか、開発した餃子や野菜のおいしさについて語った。
黒木)今日は葱を使った「寅ちゃん餃子」を用意していただきました。これは寅ちゃんが作ったの?
清水)そうです。「寅ちゃんねぎ」を100%使用した餃子を3年かけて開発しました。
黒木)超人気ということですが、販売してらっしゃるんですか?
清水)販売しています。もうすぐお店もできます。
黒木)いただきます。まずはその、何もつけないでいただいてみます。
もう涙が出るくらい美味しい。何でこんなおいしいんですか? この甘みは何処から来たんですか?
清水)最初は葱をいっぱい入れて作ってみたんです。そしたら甘くなかったので調整しました。あと皮の薄さが0.7mmというところで旨みを引き出しています。
黒木)私好み。
清水)ありがとうございます。冬の間に糖分を出した葱で作っています。
黒木)冬の間に糖分を出したというのはどういう意味ですか?
清水)雪の中に少し埋めるんですね。すると甘くなりますので、それを餃子用にしています。
黒木)他にはどんな野菜を作ってらっしゃるのですか?
清水)「恋するかぼちゃ」というのと「キスより甘いほうれん草」を作っています。「恋するかぼちゃ」は別名「チンするかぼちゃ」なんですけど、何もつけないで切ってチンしただけで、食べたこと無いくらい甘い。美味しいです。
黒木)かぼちゃの煮たのって、お砂糖ちょっと入れたりとかしますよね。しなくていい?
清水)絶対しなくていいって言いきっていいです。
黒木)「キスより甘いほうれん草」というのは?
清水)フルーツです。
黒木)ほうれん草がフルーツ?
清水)はい。これはもう食べたことある人しかわからないですけれども、食べた人はもう、100%の確率でもう1回食べますね。
黒木)あのほうれん草のえぐみとかも?
清水)硝酸、シュウ酸はほぼ無いです。ショ糖、果糖が多いです。そして、とても大きいです。45cm超えてくると実は、そのえぐみが抜けて来るんです。
黒木)へえ~。じゃあ生でも食べられる? サラダ用?
清水)はい。
清水寅/ねぎびとカンパニー株式会社代表取締役
1980年長崎県生まれ。
長崎に支店のあった金融会社に入社後、東京本社に呼ばれ、関連会社の社長を歴任。27歳のときにはゴルフ場・ホテルなど7社の社長を務めた。
2011年、親戚から農業の話を聴き、妻の実家のある山形県天童市に移住し農業をはじめる。
2014年、自ら“初代葱師”を名乗り、「ねぎびとカンパニー株式会社」を設立。
それまで農業経験は皆無だったが、「3年で日本一」という目標のもと、日々の努力で経験を積み、新規就農2年目にネギの栽培面積が新規就農者最短として日本一となった。また2015年には糖度19.5度、2017年には糖度21.6度の葱を創りあげ、ネギの出荷量は年間5万ケースを超える。
現在は「真の葱」「寅ちゃんねぎ」「恋するかぼちゃ」「キスよりあまいほうれん草」などブランド野菜を数々栽培。日本の農業に一石を投じている。
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