福士蒼汰×杉咲花、この夏“死神”見参!『BLEACH』
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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第448回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、7月20日公開の『BLEACH』を掘り起こします。
ド派手にしてスタイリッシュなリアル・アクションに驚愕!
高校生の黒崎一護は幽霊が見える霊感の持ち主。ある日、人間の魂を喰らう悪霊・虚<ホロウ>に遭遇。命を狙われる一護と家族の前に現れたのは、死神を名乗る謎の少女・朽木ルキア。彼女は本来は人間に与えてはならない死神の力の一部を一護に譲りわたす。こうして世の中のすべての人を虚<ホロウ>から護る死神として生きていく道を選んだ一護。しかしその先には、想像を超えた闘いが待ち受けていた…。
「週刊少年ジャンプ」で連載されテレビアニメにもなった久保帯人による人気コミックが実写映画化。高校生兼死神代行の黒崎一護と家族や仲間への想いを軸に、奥深い人間ドラマが展開します。
主人公の黒崎一護を演じるのは、俳優として充実したキャリアを重ねている福士蒼汰。髪をオレンジ色に染め上げた姿は、まさに原作の世界から抜け出たようで一護そのもの。リアル・アクションにも体当たりで挑み、彼のポテンシャルの高さが作品のクオリティにつながっているといっても過言ではありません。
またヒロインの朽木ルキア役には『湯を沸かすほど熱い愛』で数々の映画賞を受賞した杉咲花。凛とした佇まいの美しさに目を奪われる人も多いことでしょう。
ほか、吉沢亮(石田雨竜)、真野恵里菜(井上織姫)、小柳友(茶度泰虎)、田辺誠一(浦原喜助)、早乙女太一(阿散井恋次)、MIYAVI(朽木白哉)と、原作ファンならずとも胸が高鳴る豪華キャストが実現しました。
原作が持つ独特の世界観を完璧に再現したのは、佐藤信介監督。前作『いぬやしき』が第36回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にて、インターナショナルコンペティション部門グランプリにあたるゴールデンレイヴン賞に輝いたのも記憶に新しいところですが、本作でもそのド派手にしてスタイリッシュな映像には、さらなる磨きがかかっています。
一時はハリウッドでの実写映画化も囁かれていた人気コミックが、佐藤監督の手によって“メイド・イン・ジャパン”として制作されたのも、巡り巡った“縁”なのでしょう。日本のアクション映画として誇れる一作です。
BLEACH
2018年7月20日から全国ロードショー
監督・脚本:佐藤信介
脚本:羽原大介 音楽:やまだ豊
原作:『BLEACH』久保帯人(集英社ジャンプ コミックス刊 )
主題歌:ALEXANDROS「Mosquito Bite」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
出演:福士蒼汰、杉咲花、吉沢亮、真野恵里菜、小柳友、田辺誠一、早乙女太一、MIYAVI、長澤まさみ、江口洋介 ほか
©久保帯人/集英社 ©2018 映画「BLEACH」製作委員会
公式サイト: bleach-movie.jp
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/