特上のどぐろ冷凍駅弁を、大切な方への贈り物に!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

特上炙りのどぐろ棒寿し

画像を見る(全9枚) 特上炙りのどぐろ棒ずし

遠くへのお出かけが叶わず、スポットライトを浴びている駅弁の通信販売(お取り寄せ)。北陸・石川県で駅弁を製造する高野商店は、昨年(2020年)春の緊急事態宣言中から、いち早く冷凍駅弁で通信販売に参入しました。なかでも「冷凍棒ずし」シリーズは、新聞のお取り寄せ駅弁特集でも取り上げられるなど広く注目を集め、6月には新作も投入し、ギフトにも対応するなど、新たな取り組みを積極的に行っています。

681系電車・特急「サンダーバード」、北陸本線・粟津~動橋間

681系電車・特急「サンダーバード」、北陸本線・粟津~動橋間

冷たい「冷凍駅弁」へのアツい情熱! 高野商店編(第5回/全6回)

北陸本線の主役・特急「サンダーバード」。大阪~金沢・和倉温泉間で運行されています。その傍らで進む北陸新幹線の建設工事。2023年度末には金沢~敦賀間が延伸される予定と伝えられています。長年、特急街道とも云われた北陸本線の風景が変わっていく時期。できるだけ足を運びたいところですが、なかなか出かけられずにもどかしい思いをされている方も多いのではないでしょうか。

高野商店の冷凍駅弁(2020年登場時のラインナップ)

高野商店の冷凍駅弁(2020年登場時のラインナップ)

3年後には新幹線停車駅となる加賀温泉駅を拠点に駅弁を製造する高野商店。コロナ禍では、去年(2020年)の大型連休を前に、いち早く冷凍駅弁による通信販売をスタートさせました。駅弁大会で人気を集めた駅弁をアレンジした「香箱蟹の和風ドリア」に「炙りのどぐろ棒寿し」「だし香る甘エビ寿し」の3種に、この春から新作も加わりました。そんな高野商店の冷凍駅弁「冷凍棒ずしシリーズ」のいいところを3つ、ご紹介しましょう。

特上炙りのどぐろ棒寿し

特上炙りのどぐろ棒寿し

<高野商店の冷凍駅弁のいいところ>

●自然解凍or流水で高級食材を丁寧に解凍!

●ギフトに対応!

●北陸の海の幸を満喫!

流水で解凍する炙りのどぐろ棒ずし

流水で解凍する炙りのどぐろ棒ずし

●自然解凍or流水で高級食材を丁寧に解凍!

高野商店の「冷凍棒寿し」シリーズの解凍方法は2種類あります。1つは常温(20℃前後)で4~5時間かけてじっくり自然解凍する方法。もう1つは袋のまま15分ほどかけて、流水で解凍する方法です。どちらの方法でも美味しさがギュッと閉じ込められた、のどぐろをはじめとする高級食材を丁寧に解凍していきます。若干、時間がかかる分、朝起きたら解凍を始めて昼食に、あるいは夕飯にいただいていくのがよさそうです。

特上炙りのどぐろ棒寿し

特上炙りのどぐろ棒ずし

●ギフトに対応!

高野商店が6月から発売した「特上炙りのどぐろ棒寿し」(3000円)は、脂がのったのどぐろの片身を2枚合わせて押していることで、通常版より肉厚で濃厚な味わいが楽しめるのが特徴です。のどぐろのうま味と酢飯のサッパリ感のハーモニーが、じつに心地いい感じ。さらに和紙の掛け紙がかけられた化粧箱に入ったギフト駅弁となったのも特筆すべき点で、1本でも、数本入ったセットでも、大切な方への贈り物に対応できると言います。

特上炙りのどぐろ棒寿し

画像を見る(全9枚) 特上炙りのどぐろ棒ずし

【おしながき】
・酢飯(石川県産)
・のどぐろ
・昆布
・刻み生姜

焼さば寿し

焼さば寿し

●北陸の海の幸を満喫!

ラインナップの増強が続く高野商店の「冷凍棒寿し」シリーズ。これまでの「炙りのどぐろ棒寿し」に特上が加わったのはもちろん、「焼きさば寿し」(1100円)、「蟹棒寿し」(1200円)が新たに登場しました。それぞれ脂がのったさばを厳選、駅弁に長年愛用している近海物のベニズワイガニを使用していると言います。我が家にいながら、のどぐろ、甘えび、さば、かにと、北陸の海の幸を存分に満喫できる冷凍駅弁です。

681系電車・特急「しらさぎ」、北陸本線・粟津~動橋間

681系電車・特急「しらさぎ」、北陸本線・粟津~動橋間

新登場のギフトに対応している「特上炙りのどぐろ棒寿し」ですが、高野商店によると、「父の日」の贈り物にも対応しているとのこと。6月20日に届けたい場合は、18日(金)までの購入を……ということです。私自身も家族にちょっと高級な駅弁を贈って、喜ばれたことがあります。都市部で暮らす方のなかには、遠くで暮らす家族になかなか会えていない方も多いことでしょう。今年(2021年)の父の日は、アナタも「駅弁」を贈ってみてはいかがでしょうか。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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