ラジオ番組『鈴木杏樹のいってらっしゃい』(ニッポン放送)では、『完璧』や『洒落』など、書くと実は難しい漢字について紹介しました。
『完璧』という漢字をきちんと書ける? 実は難しい漢字たち
漢字を見た時、読むことは出来ても“実際に書くとなると難しい漢字ってありませんか? 例えば『薔薇』、『醤油』といった漢字です。
書き間違いしやすい漢字2つ
『完璧』の『璧』
そんな中、“書き間違いしやすい漢字”というのがあります。例えば“欠点が全くないこと”という意味の『完璧』です。これを“完”に“壁(かべ)”と書くものだと勘違いされている方、結構いらっしゃるそうです。
確かにパッと見た時『壁』という字に見えますが、実は違います。
実際に漢字を見て頂くとお分かりになると思いますが、『壁』の下の部分が『土』になっています。
ところが、『完璧』の『璧』は下の部分が『玉』になっています。
この『璧』という字は元々、“平らで、真ん中の部分に穴が開いた貴重な玉、宝石”のことで、『完璧』とは“傷のない玉”が本来の意味だそうです。ですので『壁』とは意味が違いますネ。
それでも『壁』は『へき』とも読めますので、そんなところから『壁』と書くものだと思い込んでしまうそうです。
『洒落』の『洒』
同じように『洒落(しゃれ)』という漢字がありますが、“酒”に“落”と書くものだと思っていらっしゃる方もいるかも知れません。
実はよく見ると『酒』ではなく、横棒が1本ありません。『洒』という字が正しい漢字です。
■杏樹の感想
『続柄』『一段落』『早急』は、私も読み方を勘違いしていました。これを機会に改めたいと思います。
今回のテーマの大きなポイントに『慣用読み』がありますが、日常の会話で使うのでしたらそれほど影響はないかも知れませんが、漢字の試験の場合、どうなるのでしょうか?
普段そういう読み方をしていたり、周りもそういう読み方をしていたり、さらに辞書にもその読み方が載っていたら、それが正しいと思いますよネ。
でも試験では間違い・・・どうして? こういったケースが実際にあるかも知れませんネ。
スマホやパソコンは便利ですが、漢字の本来の読み方に関しては頼り切ってはいけないのかな・・・そう思いました。
(『スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい』より)