頭がぼやけているときはローズマリー、食べすぎた翌日はレモングラスのハーブを飲む

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頭がぼやけているときはローズマリー、食べすぎた翌日はレモングラスのハーブを飲む
臨床心理士・ハーバリストの川内美登子が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。川内氏にハーブの種類とさまざまな効用について訊いた。

黒木)今週のゲストは臨床心理士でハーバリストの川内美登子さんです。
川内さんがスタジオに入ったときにレモンのようないい香りがしました。何かしていらっしゃると思ったのですが、違うのですよね?

黒木)レモンはレモングラスのハーブが好きで、よく飲むのですが、海外では飲むと汗腺から香りが出ると言われています。

黒木)そもそも「ハーブ」とは何ですか?

川内)ハーブは日本語では「薬草」と書きますが、日常のお茶として楽しむ物や、効果の高い物は薬の材料になっています。こういうのを「メディカルハーブ」と言います。例えば、インフルエンザの薬のタミフルは八角が原料です。

黒木)癖のある八角ですか?

川内)中華料理でよくふわっと香るアレです。
後は、頭痛薬の痛み止めも、もとは薬草から取られています。ハーブは本当に日常を楽しむ物と、薬のもとになる物、香りの強いシナモンなど料理に使われるものもあります。あと、昔はお肉の保存に殺菌として使われたタイムやセージ。このように食品や医薬品のもとになる食品を総称して「ハーブ」と呼んでいます。

黒木)ハーブのスペシャリストである「ハーバリスト」ですが、美容や健康、料理など、すべてのことをアドバイスしてくださるご職業でいらっしゃるのですか?

川内)ハーブの効果効能を勉強して参りました。例えば予防で使いたいとき、美容で使いたいとき、健康のために使うとき。最近はお料理やワインに入れたり。そういうことをアドバイスできるように努めています。

黒木)そういった場所を提供していらっしゃるのですか? それとも、教室で教えていらっしゃるとか?

川内)教室展開で教育を行っています。

黒木)ちなみに川内さんは、朝は何を飲まれるのですか?

川内)その日によって違いますね。頭がぼやっとしていたら脳の血流がよくなるハーブとか。

黒木)名前は何ですか?

川内)ローズマリーやレモンバームです。このハーブを飲むと脳の血流がよくなり、パチっと目が覚めてちゃんとお話もできるようになります。
あとは、「昨日の夜食べ過ぎた」と思ったら、レモングラスなど消化のいいハーブを飲んだり。その日の体調によって変えています。
「今日は○○が食べたい」のように、人間の身体は何か欲しているようなところがあると思うのです。サラダだと3食朝昼晩、食べられたらいいですけど、考えてみるとハーブも野菜と同じ植物ですから、「何か飲みたいと思ったときは身体が欲しているのかな」ということで、身体や心に従って飲んでいます。

頭がぼやけているときはローズマリー、食べすぎた翌日はレモングラスのハーブを飲む
川内美登子/臨床心理士・ハーバリスト

臨床心理士として、日本とイギリスの病院、民間施設で10年間の心理臨床を経験。実践的な心理カウンセリング、心理療法、ハーブ療法などの臨床研修を行う。
イギリス留学中にハーブ・アロマ指導講習を修了。
2005年、心理&ハーブ教室を開校(国立校・銀座本校)。
2008年、「株式会社川内美登子・植物代替療法研究所」を設立。
2010年、「一般社団法人 日本オルタナティブセラピー協会」を設立。
2011年、日本初の厚生労働省認定のハーブ教室に認定。
2015年、ANA国際線ファーストクラスのドリンクメニューに川内さんオリジナルブレンドのハーブティーが採用。
銀座校のハーブ教室の受講生は10年で約2,000名以上。
著書に『英国流ハーブティーソムリエレシピ集』。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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毎週月曜〜金曜 6:41 - 6:47

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毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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