小沢一郎の選ぶ平成最大のトップニュース「湾岸戦争」~その理由は?

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月15日放送)に自由党の小沢一郎代表が出演。“小沢一郎の選ぶ平成最大のニュース”について語った。

湾岸戦争開戦~アメリカから日本へ通告があったのは開戦3時間前

飯田)小沢代表にとって平成のトップニュースはどんなニュースだったでしょうか?

小沢)私にとって、また日本国にとっても、その第1は湾岸戦争だと思います。平和の問題、安全保障の問題ということは、その当時といまの安倍内閣とでは考え方がまったく変質してしまいました。私はそのときに自分自身の持論として国連協力ということを主張しました。それが日本の今後の行方、国民の命にも関わることなので、これがいちばんの大きな問題だと思っています。

飯田)このニュースの一報はどこでお聞きになりましたか?

小沢)これは日米関係の基本に遡るのですが、開戦の前の晩の12時頃まで幹事長、総理、官房長官、財務大臣と政府与党の幹部会議をやっていました。あのときに米軍は50万の兵力をあそこに集めたわけです。
私は「デモストレーションで50万人もの兵力を集める必要はない、絶対にこれは戦争になる」と言っていた一方で、外務省、政府は「これは戦争になりません」という話を繰り返して、お互いの主張がかみ合わずに終わったのですが、家に帰って寝てから4時か5時頃に「開戦になった」という知らせがありました。
日本は「日米同盟」と言っていますが、アメリカは戦争を始めるときでさえ、日本に事前通告はしないのですよ。湾岸戦争の場合は事前通告ではあったけれど、4時か5時の通告で8時に始まったわけです。次のアフガン戦争のときは始まってから日本に通知があった。「日米関係というのは国の基本だ。国民の命を守るのだ」と政府はことあれば言っていますが、アメリカからこの程度にしか日本は扱われていないですね。信用されていないのです。
そういう日米関係の問題が1つ。

湾岸戦争は国連の認めた武力行使~日本の自衛権の発動による武力行使にはならない

小沢)もう1つは、この湾岸戦争というのは国連の認めた武力行使でした。ですから私は、これは「日本の自衛権の発動による武力の行使参加ではない。国連の協力、国連の決定によってやることだから、これは憲法違反ではない。9条の埒外、憲法の基本の国連協力だから自衛隊を出すべきだ」と言ったのですが、ついに当時の海部総理が決断できずに終わってしまったのです。そのことがいまや国連という枠を超えてしまって、日本が独自で海外出兵できるというところまで、安倍内閣で来てしまった。これは憲法を無視したものであり、国を危うくするものだと思っています。ですからこのことは、憲法解釈と日本の平和を守るということについての、日本人自身がいま、しっかりと考えなくてはならない問題です。
「日米同盟」と「日本国憲法と安全保障」という2点で非常に大きな問題だったと思います。

飯田)2007年11月の『世界』のなかで小沢さんはこう書かれています。
「国連の平和活動は、たとえそれが武力の行使を含むものであっても日本国憲法には抵触しない」。

小沢)国連の行動なのです。日本の軍事行動ではない。国連に協力して国連が指揮権を以て指示してやるわけです。これは安倍内閣の審議会でさえこの間、「それは憲法違反ではない」と打ち出したのですよ。ところが安倍さんはそういうやり方は面白くないのです。彼の場合は国連協力ではなく、日本政府が自分の自衛権の発動として、海外派兵ができるとやりたかった。だからその審議会の方針を無視したのですね。これは非常に危険なことで、戦前の過ちをもう一度繰り返す恐れがあると思います。

飯田)きょうは自由党の小沢一郎代表に話を伺いました。まずは平成の海外あるいは安全保障、日本を守るというところでのトップニュース、湾岸戦争でした。

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