辺野古工事再開、埋め立ても間近か
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月2日放送)にジャーナリストの末延吉正が出演。辺野古工事の再開について解説した。
沖縄辺野古の工事、昨日から再開
菅官房長官)政府としては、早期に辺野古移設と普天間飛行場の返還を実現したい。この考え方には全く変わりはありません。こうしたことを、丁寧に説明をさせて頂きながら、工事を進めて行きたいという考え方に全く変わりはないということです。
アメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関連する工事を、政府は昨日2ヵ月ぶりに再開した。土砂の投入については「現時点では何も決まっていない」と官房長官は述べている。
飯田)気の早い新聞には「きょうにも土砂を」「来週にも」という話が出ていますが、沖縄の新聞は「民意が踏みにじられている」というような書き方もしています。
末延)この間の知事選を見ていても、ちょっと政府と沖縄県の間では話し合いが難しいですよね。
飯田)感情がぶつかってしまっていますよね。
末延)日本の安全保障をどう担保するかという議論ではなく、琉球処分から始まって「沖縄は差別されているんじゃないか」という感情論の話になってしまっていて、噛み合わない。政府はまず「普天間基地の危険を除去して、基地は小さくする」ということを、なんとか丁寧に説明しなければならない。一方で差別感が出て来るのは、米兵による事件が起きたときなどに、日米地位協定の問題がありますよね。ドイツやイタリアと比べると、圧倒的に日本がまだ不利だと。だから政府も本腰を入れて、地位協定で沖縄の主体性を認めるような交渉を、並行して行っていく。何かプラスアルファをしないと難しいですよ。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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