上司と部下に挟まれて悩む中間管理職の方がマネジメントの上で大切にしたいこととは?

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「上原隆 はたらくラジオ」(1月28日放送)では、部下に対してのマネジメントに悩む会社員のメールなどについて答えた。

上司と部下に挟まれて悩む中間管理職の方がマネジメントの上で大切にしたいこととは?
様々な立場の部下を持つ上司世代~どんなことに気をつけてマネジメントすべき?

上原)まずは同じようなお悩みをお持ちの、お2人からのメールをご紹介します。

東京都“ショーン”さん 41歳男性
「うちの会社は数年前から非正規雇用の社員が増えました。正規雇用の社員と比べて、長時間働くことができないので、自然と働き方の意識に違いが出ます。私の班でも正規社員と非正規社員では、わずかですが頑張り方に差が出ています。非正規の方が手を抜いているというわけではありません。どちらも十分な仕事はしていますが、プラスアルファの部分でわずかな差を感じます。待遇が違うので正規社員と同じように働けというのも違うのかなと思っていますが、どう思いますか?」

千葉県“カエル男”さん
「40代後半の会社員で営業をしています。最近は営業前線で働くというより、現場の管理が主な仕事になっています。とは言え、チームとしての結果を上司から求められ、プレッシャーが大変です。自分の経験から部下に口出ししたい思いもありますが、上から言うのも良くないと思い、我慢しています。やはり飲み込むべきでしょうか?」

上原)様々な後輩を抱え、マネジメントをされている皆様ですね。ご苦労、お察しします。私も研修でこういった方々のお話を日々伺っているので、気持ちはすごくわかります。

まず、ショーンさんのメールですが、これは逆の立場から見るとわかりやすいです。もちろん仕事を頑張ろうという気持ちはあると思いますが、最後のところでの頑張り方や覚悟感に差が出てしまうのはどうしても否めないと思います。
そして、営業をされているカエル男さんですが、いろいろな方々が社員として働くにあたって、1人ひとりのモチベーションの状態や仕事に対する取り組み方が違うというのも、やはりあることだと思います。

このような状況のなかで、上から目線でガツンとものを言ってしまったりすると、特に最近の若手の子やアルバイトの方は萎縮されるケースが多いと思うので、ぜひI(アイ)メッセージを大切にしていただきたいです。

ついつい、「あなたはここができていない」とか「あなたたちの世代はここがダメだ」など、主語を「あなた」「あなたたち」に置きがちですが、そうすると言われている側は責められていると感じて、反論が出て来がちになります。「私はこう思う」と、自分自身の言葉として相手に伝えてあげると伝わりやすいと思いますし、上から目線にもなりません。自分を主語にした言葉は、自分の言葉に責任を取っているということだと思います。「あなたは」「あなたたちは」と言ってしまうと、人ごとのように捉えていると感じられるので、ぜひ相手の立場に立ってアドバイスをしていただければと思います。

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