北朝鮮の現状~再びミサイル実験の可能性も
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月8日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。北朝鮮に対する制裁を続けるとしたG7外相会合の共同声明のニュースを受け、北朝鮮の現状について解説した。
G7外相会合~共同声明に北朝鮮・中国に対する懸念を明記
先週末(4月6日)終了したG7主要7ヵ国の外相会合の共同声明で、北朝鮮に対して完全な非核化まで国連決議による制裁を続けることを確認した。また中国に対しては海洋進出やサイバー活動に対して懸念を表明している。
飯田)今回はアメリカ、ポンペオ国務長官が欠席してサリバン国務副長官が代理で出席ということでしたが、共同声明は北朝鮮、中国に対してこういった話になりました。
須田)第二次米朝首脳会談で、北朝鮮に対してアメリカは完全非核化を求めたわけですよね。結局、折り合いがつかなくなって席を立ったのですが、日本を含めて他の先進国がアメリカの完全非核化要求を支持するということです。強く支持をして行くことが、今回のG7外相会合で決まったのです。
飯田)北朝鮮側も動きがあるのではないかと報道されていて、須田さんが前に番組でも話していただいた、金革哲(キム・ヒョクチョル)という人。これが実はキーマンではないかと言われていましたが、一部報道ではひどく叱責をされているという話が出て来ていますね。
須田)内部では話が違うではないかと。どんなふうにアメリカ側と協議を進めて来たのかということになっているのだろうと思います。第二次米朝首脳会談のときの状況は、北朝鮮としては想定外。あの場で経済制裁の解除に対して何らかの言質が取られて、その解除へ向けてのスケジュール感が見えて来る、その辺りについてはきちんとしたお土産を持って帰ることができるという状況で来たわけですよ。ところが何も話がまとまっていないことが分かってしまったのだろうと思います。
飯田)そうすると、まず内部の粛清が行われるかもしれないし。
須田)北朝鮮内部の強行派と言われているグループもありますから、軍でも相当な力を持っています。そうするとまた元の瀬戸際外交。ミサイルの発射実験や、核の実験というところに踏み込みかねない、こういうリスクが出て来ているのですよ。
飯田)今週か来週くらいに、ミサイルの実験があるのではないかという報道も一部出ていますね。
須田)北朝鮮内部の綱引き。ここがこれからの注目ポイントですね。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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