【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第603回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、4月19日に公開の『シャザム!』を掘り起こします。
ありそうでなかった!? 大人もコドモも虜にしてしまうニューヒーローが誕生!
『スーパーマン』『バットマン』などで人気のDC映画の最新作『シャザム!』が、いよいよ日本公開。しかしアメコミヒーローにしては、マッチョなスタイルにピチピチのヒーロースーツ姿で、ちょっぴり古臭い印象も…。一体、シャザムって何者???
身寄りのない思春期真っ只中の少年、ビリー。ある日、謎の魔術師の目に留まり、世界の救世主に選ばれる。それは「シャザム!」と唱えれば、筋肉ムキムキ! のスーパーヒーローに変身できるというスーパーパワーだった。ビリーはヒーローオタクのフレディとともに、悪ノリ全開! スーパーパワーの無駄遣いが止まらない。そんなビリーの前に科学者のDr.シヴァナが現れ…。
魔法の言葉「シャザム!」に込められているのは、神々の名前。
S=ソロモンの知力
H=ヘラクラスの強さ
A=アトラスのスタミナ
Z=ゼウスのパワー
A=アキレスの勇気
M=マーキューリーの飛行力
要するに、神レベルの6つの力を持ち合わせたヒーローというコトですね。
しかし外見は中年男性でも、中身は子どものまま。だから筋骨隆々でスーパーマン顔負けのパワーを持ち合わせているにもかかわらず、稲妻パワーをスマホの充電に使ってみたりと、発想はコドモ。
体と感情のズレこそ、このキャラクターのいちばんの魅力。誰もが1度は妄想したことがあろう「スーパーヒーローになりたい!」という夢をそのまま具現化したような痛快ヒーローなのです。
さて、もうひとつの見どころなのが、本作の日本語吹替版の監修・演出を『銀魂』シリーズの福田雄一監督が務めていること。作品の世界観を壊すことなく、いかに“福田節”を炸裂させているかにも注目です。
そして吹替版でシャザムを演じたのは、菅田将暉。洋画の吹き替えは、本作が初挑戦。カメレオン俳優として作品ごとに七変化を見せる彼が、どんなヒーロー像で観客を魅了してくれるかも期待大! です。
アメコミ史上最年少の“ダサかわ”ヒーローの活躍が、ゴールデンウィーク10連休をもアツく盛り上げること間違いなし! ですよ。
シャザム!
2019年4月19日(金)から全国ロードショー
監督:デビッド・F・サンドバーグ
製作:ピーター・サフラン
出演:ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、マーク・ストロング、ジャック・ディラン・グレイザー
日本語吹替版
監修・演出:福田雄一
声の出演:菅田将暉、緒方恵美、阪口大助、子安武人、平野 綾、杉田智和、佐藤二朗
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/shazam-movie/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/