俺ちゃん、またまた大暴走!?『デッドプール2』
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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第419回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、6月1日公開の『デッドプール2』を掘り起こします。
常識ハズレのヒーロー、今度は最強“鬼やば”チームを結成!
マーベルコミック発の異色ヒーロー・デッドプールの活躍を描いたアクションコメディの続編が、早くも公開となりました。ヒーローものなのにR指定という本作、デッドプールこと“俺ちゃん”の悪ノリはさらに加速。
全世界で“デップー旋風”を巻き起こした無責任ヒーローが、またもや全世界のハートを鷲掴みにします!?
最愛の恋人ヴァネッサとの幸せな生活を取り戻し、お気楽な日々を過ごすデッドプール。そんな彼の前に現れたのが、未来からやって来たマッチョなマシーン人間ケーブル。彼はミュータントの孤児院で暮らす謎の力を秘めた少年ラッセルを狙っていた。大好きなヴァネッサのために“まっとうな人間”になると決めたデッドプールは、その少年を守ることに。そこで特殊能力を持つ者を集めたスペシャルチーム“Xフォース”を結成するが…。
デッドプールを演じるのは、もちろんライアン・レイノルズ。話し方、ジェスチャー、一体どこまでがライアン・レイノルズで、どこからがデッドプールなのでしょうか。もはやそんなことを考えるのは杞憂なほどの一体感、はまり役とはこのことでしょう。
デップーの恋人ヴァネッサ、盲目の毒舌ばあさんブラインド・アル、デップーの友人ウィーゼル、X-MENの訓練生ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、デップーご用達のタクシー運転手ドーピンダーら前作から続投のキャラクターに加え、新たなキャラクターたちも登場。ジョシュ・ブローリン演じる生物と機械が融合された戦士ケーブル、ザジー・ビーツ演じるやたらと運が良いミュータント(?!)ドミノなど、ひとクセあるキャラクターたちが、デップーワールドをさらに盛り上げます。
さらに日本からは忽那汐里がネガソニックのガールフレンド ユキオ役で初参戦。ピンクのヘアスタイルがよく似合うポップガールを好演していることにも注目ですよ。
ぶった斬りすぎ! 刺しすぎ! 殴りすぎ!! と、もはや無法地帯(?!)と化したアクションシーンも迫力たっぷり。キュートさも毒舌も増し、ブラックでシュールすぎるユーモアの応酬に大爆笑必至です。
しかし、パワーアップした今作で何よりも意外だったのは、クライマックスで思わずホロリときてしまったこと。 いやぁ〜、今作でも完全に「ヤラれましたっ」!
デッドプール2
2018年6月1日(金)から全国ロードショー
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、ザジー・ビーツ、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、レスリー・アガムズ、T.J.ミラー、ブリアナ・ヒルデブランド、カラン・ソーニ、ジャック・ケシー、忽那汐里 ほか
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/