足の小指がタンスの角に当たると痛いのはなぜ? 医師が回答

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ニッポン放送「草野満代夕暮れWONDER4」(4月15日放送)で、「足の小指がタンスの角に当たるとこんなに痛いのはなぜ?」という疑問に対し、医師が回答した。


番組宛てに届いたメールを紹介した。

「新年度に入ってから、足の小指を3回ほどぶつけました。もちろん激痛です。「あ~~~~」と声を出さずにはいられず、タンスやベッドの角をそのまま蹴り倒したくなる苛立ちを抑えるのが大変でした。昔から思うのですが、なぜ足の小指をぶつけるとこんなにも痛いのでしょうか?特別に痛い理由があれば教えてください」
(千葉市・ラジオネーム:しま・めぐり 会社員 31才)

これに対する医師を回答を紹介した。

「足では小趾(こゆび)を第5趾(だいごし)といい、手の薬指にあたる足趾(あしゆび)を第4趾(だいよんし)といいます。足のはじっこの第5趾と言えども、感覚神経が通っているから、衝撃が加われば、痛覚受容体(つうかくじゅようたい)が感知して感覚神経を介して脳に信号が届き、痛みを自覚することになります。

ところで、お聞きになりたいのはどうしてコユビをぶつけやすいかということではないでしょうか。外来で診察していると、重いものを落として母趾(ぼし=おやゆび)を怪我してしまう方は、いらっしゃいますが、自分の足を振り出して家具にぶつけて怪我をするのは、第4趾か第5趾がほとんどです。打撲ならばまだよいのですが、骨折してしまう方もいます。

ヒトは足のはじっこにユビがあるのを忘れてしまっているのかもしれません。親指は別にして、手指(てゆび)では関節が3つあります。先からDIP関節、PIP関節、MP関節といいます。

足では第5趾のDIP関節がなく、末節骨と中節骨がくっついてしまっている方が多いのです。これを趾節間癒合症(しせつかんゆごうしょう)といいます。樹上生活が基本であるサルは足で枝をつかみ、手と同様に細かい動作をしますが、地上で暮らすヒトの足はサルほど細かい動作を要求されません。そのため足趾の関節がひとつなくても支障がありません。

細かい動作をしない分、注意が届きにくくなり、ぶつけやすくなっているのかもしれませんね」

 

草野満代 夕暮れWONDER4
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