健康状態を知るには献血がオススメ

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ニッポン放送「山口智充DAYS」(5月27日放送)で、献血について解説した。

健康状態を知るには献血がオススメ

「聞くだけで元気になる情報」をお届けする“ぐっさんの健やかDAYS”。第7回目のテーマは、血液型占・血液型診断などで、馴染みのある血液。人間にとっては、とても重要なもので、血液があるからこそ、全身に栄養を送ることができています。さらに言うと、健康診断に行って血液を調べると、自分の健康状態や、生活習慣で体にどんな影響を与えているのかなど、いろんなことがわかるそうです。

ですが・・・みなさんは定期的に血液検査を行っているでしょうか?実際、そういった方は、あまり多くないと思います。そこでオススメなのが、血液の検査もできて、病気やケガなどで輸血を必要としている方に協力もできる「献血」です。

献血を行うと「感謝の気持ち」として、後日 検査結果サービスを受けることができます。この、献血の検査結果サービスには、いろんな項目の数値や、血液の成分が基準値内なのかそれとも問題ありなのか…など、書面で教えてもらうことができるのです。

例えば「コレステロール」。コレステロールは、脂肪の多い食事を続けていると上昇してしまいます。肝臓などでコレステロールは作られて、その割合が多くなると、動脈硬化などの病気の要因となりやすい成分です。健康のためには、できるだけ減らしたいコレステロールですが、自分の体にはどのぐらい溜まっていて、そしてそれは基準内の数値なのか?それとも病院に行った方がいいレベルなのか?など、年齢を重ねれば、誰しもが気になることだと思います。

その他にも、赤血球、白血球、血小板の数など、血液からいろいろな成分について知ることができます。

献血検査の結果サービスの中で、お酒をよく飲まれる方が一番気にする項目が「γ-GTP」。アルコールなどを分解する、肝臓の作用に関係している酵素のことです。「γ-GTP」の数値が高いと、肝臓に何らかの異常が起きている可能性が考えられます。また、「γ-GTP」は、お酒を飲まない人でも、数値が上昇する場合もあるそうで、お酒を飲まないから安心というわけではないのです。そういった健康に関すること、血液からわかることを、献血では知り得ることができます。

さらに、糖尿病の予防としても、自分の血糖値を検査することができるので、定期的に献血をすることは、糖尿病の早期発見に役立てることもできるのです。もちろん、血液から健康状態をしっかり知るためには、献血+健康診断もしっかり受けることが、一番です。

献血ですが、科学が発展したこの2019年での今でも、血液だけは人工的に造ることができません。また、血液を長期保存することもできません。なので、患者さんに血液を届けるためには、「献血」で集めるしか方法はないのです。しかし、問題はあって、献血に協力してくれる方の数は、年々減っているそうです。中でも、若い世代の10代~20代は特に少ないのが現状で、今後、少子化により、その数はさらに減ることが予想されています。

いつ、自分が献血される側になるか、家族がお世話になるかわかりません。今のうちにできる人は、ぜひ献血への行くのをオススメします。

ちなみに最近の献血ルームは、かなりの進化を遂げているそうで、カフェがあったり、雑誌や漫画も読めたり、iPadで遊べたり、Wi-Fiも飛んでいるんだそうです。さらに、献血の後には、美味しいお菓子やジュースもいただけます。デートの休憩で、涼みに来るついでに、献血へ来るカップルもいたりするそうです。

自分の血液のこと、そして健康状態を知るいいキッカケにもなるかもしれませんので、ぜひ、一度「献血」に行ってみるのはいかがでしょうか?

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