靴底の減り方で健康状態がわかるって本当?

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ニッポン放送「山口智充DAYS」(5月13日放送)で、靴底の減り方と健康状態の関係について解説した。

靴底の減り方で健康状態がわかるって本当?
「聞くだけで元気になる情報」をお届けする“ぐっさんの健やかDAYS”。第5回目のテーマ「靴底の減り方 診断」。いわゆる、靴のソールのことです。ご存知のない方は多いかもしれませんが、靴底の減り方は、人ぞれぞれによって違うんです。

ちなみに、パーソナリティの山口智充(ぐっさん)はというと「かかとの外側がすり減ってしまう」とのこと。実は、靴底の減り方を見ると、足や腰など、全身の健康状態を知ることができます。主に、減り方には5パターンがあります。

パターン1「カカトや靴の外側が、主に減っている」

ぐっさんが当てはるこの減り方は…「正常」です。歩くときは、かかとの外側から着地し、足裏全体を着いて、親指の付け根で地面を蹴っているので、正しい靴底のすり減り方となります。

パターン2「靴底の中心部分がすり減っている」

この減り方は…「猫背や腰痛になりやすいパターン」です。これは、アキレス腱が縮んでいる人に多い、靴底の減り方なので、つま先より、カカトが高くなった状態。例えば、ヒールとかをよく履いたりなどが続くとアキレス腱が縮んだまま硬くなってしまうため、
カカトの低い靴を履いた時、体が縮んだアキレス腱に引っ張られて後ろに傾き、それを元に戻そうと前かがみで猫背になってしまいます。その結果、姿勢が悪くなり、腰痛にもつながってしまうのです。このように、靴底の中心が特にすり減っている方の改善法は、アキレス腱を伸ばすこと。

パターン3「靴の内側が擦り減っている」

この歩きかたは、様々な足のトラブルの原因になります。人間の足は、中心が中指ではなく、人差し指にあります。そのため、足の中心から内側の親指側のほうが狭く、負荷がかかると弱いため、足は内側に傾きやすい構造になっています。内側に倒れている状態が続くと、足のアーチがつぶされて、扁平足になってしまうことも。すると、外反母趾、タコやウオノメ、巻き爪など、様々なトラブルを起こしやすくなってしまうのです。このような、靴の内側がすり減る方の改善方法は、足を地面にしっかり着けて歩くこと。

パターン4「靴底の外側が主に減っている」

このタイプは、足首が外側に傾く人に多いパターンです。本来は正面を向くはずの膝が、外を向いてしまい、足を外側に向けて歩くので、ふくらはぎの骨がねじれ、足首や膝に負担がかかっています。また、足で衝撃を吸収することができず、膝や股関節に大きな負担がかかり、膝痛や股関節痛の原因になることも多いです。このタイプの方は、改善策として、股関節を内側に倒す感じで、膝の位置を正すことをイメージして、歩いてみるのが良いでしょう。

パターン5「靴底の減り方が左右で違う」

これは、どちらかの足が強く、重心が偏っているか、もしくは左右の足の長さが違っていることも考えられます。生まれつき、左右の脚の骨の長さが違う場合もありますが、どちらかの足のアーチがつぶれてしまって、膝から下の長さに差が出ていることもあります。左右差があっても、1~2センチくらいまでなら大きな影響はないのですが、それ以上の差があると、一方の膝や股関節に負担がかかり、痛みの原因になります。こういった場合は、専門医にかかって原因を突き止めた方がいいでしょう。

このように靴底の減り方で、歩き方、体の調子、特徴や癖などを知ることができます。今回挙げた靴底の減り方5パターンのうち、問題がないのは、パターン1の「カカトのやや外側が減っている」だけです。これ以外のすり減り方は、何らかの原因だったり、歩き方や履いている靴に問題があるのかもしれません。痛くなったりする前に、病院で受診するのが良いでしょう。

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