「キュウリとナス」以外で「お盆」の時期にお供えするものは?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月11日放送分のテーマは「お盆のお供え物」です。
盆入りの時期は、故人をお迎えするための「迎え火」を焚き、盆明けの時期はお見送りするための「送り火」を灯します。また、お盆には仏壇などに「盆提灯」を飾りますが、これは先祖や亡くなった方の霊が迷わず帰ってくるための目印なのだそうです。
ただし、亡くなった方が初めて迎える「新盆」のときだけは、白木でつくられた「白提灯」が使われます。「清らかでけがれのない白無垢で霊をお迎えする」という意味があるそうです。
白提灯は新盆の1回しか使いませんので、お盆が過ぎたら供養のためにお焚き上げをしたり、お寺に納めたりします。
お盆の時期にお供えするものの1つに、キュウリやナスに割り箸などで足を付けたものがあります。キュウリは「馬」を表し、先祖の霊が来るときは「足の速い馬に乗って少しでも早く来てくれますように」という意味があります。
それに対し、ナスは「牛」を表しており、帰るときは「ゆっくり歩く牛に乗って、のんびり帰ってください」という思いが込められているそうです。
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