テーブルクロス社長・城宝薫~学生が0から起業する方法

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、株式会社テーブルクロス代表取締役社長の城宝薫が出演。学生であった起業時の苦労について語った。

テーブルクロス社長・城宝薫~学生が0から起業する方法
黒木)今週のゲストは株式会社テーブルクロス代表取締役社長の城宝薫さんです。本当にお若いのですけれども、皆さんは城宝さんのことを社長とおっしゃっているのですか?

城宝)会社のメンバーですか? エンジニアも多いので、会社のメンバー7割くらいが外国人です。みんなからは“Joho”と呼ばれています。

黒木)それもかっこいいですね。エンジニアは海外の方が多いのですね。

城宝)そうですね。

黒木)どこの国の方がいらっしゃるのですか?

城宝)アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランス、イタリア、トルコ、ジャマイカ、中国……あたりですね。

黒木)どうやって、皆さん集まったのですか?

城宝)日本の企業で働きたいと思う海外の学生さんに、インターンとして働いていただいています。そのまま入社となることも多いですね。
当時はエンジニアさんがいなくて、海外のエンジニアを紹介する人材紹介会社の社長さんに、Skypeでお願いしていました。ブラジルやペルー、いろいろな国の人、40人くらいと話しました。

黒木)本当に0から起業したのですね。

城宝)本当に何も無いのですよ。信用も何も無いのです、これがまた。

黒木)そうですよね。1人の女性が「こういうことをやりたい」という思いだけですよね。その思いだけでお金が集まって、人も集まって…。いまはとても良い状態で働いていらっしゃるのでしょう?

城宝)起業してみたら、信用がないので会社の法人口座も開設できなくて困りました。審査に落ちてしまうのですよ。

黒木)それはそうですよね。

城宝)当時はネットバンクしか銀行口座を持っていませんでした。何も知らなかったからできたのでしょうね。

黒木)そこから銀行に行って、法人口座から融資を交渉したのですか?

城宝)学生に融資することも当時、事例がなかったので大変でした。

黒木)5年前ですよね?

城宝)そうですね。いまは学生にも融資を出しているのですよ。

黒木)この数年で変わって来たのですか?

城宝)そうです。副業している方やNPOでも融資を受けられるのです。学生で融資を受けられるところがなかなか無かったので、熱い思いを語りました。

テーブルクロス社長・城宝薫~学生が0から起業する方法
城宝薫/株式会社テーブルクロス代表取締役社長

■1993年・東京生まれ。立教大学経済学部卒業。
■大学在学中に「株式会社テーブルクロス」を設立。途上国で見た子どもの貧困とアルバイトで知った飲食店の広告費の課題を同時に解決する「テーブルクロス」の仕組みを考案。
■飲食店の予約をすると、その人数分の給食を途上国のこどもたちに届けることができる社会貢献型グルメアプリ「テーブルクロス」を開発しリリース。
■アプリダウンロード数は現在40万件を突破。掲載飲食店も約3000店舗に拡大。累計22万食以上の給食を途上国のこどもたちに届けている。

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