グルメアプリで途上国の子どもに給食を届ける

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、株式会社テーブルクロス代表取締役社長の城宝薫が出演。事業を続けるなかで挫折しそうになったとき、どう立ち直ったかについて語った。


黒木)今週のゲストは株式会社テーブルクロス代表取締役社長の城宝薫さんです。
テーブルクロスのアプリの仕組み。これはビジネスとチャリティーを両立させる事業ということですが、日本では他にこういうことをやっているところはあるのですか?

城宝)日本ではまだこれからなのですが、CSV(creating shared value)という考え方があります。寄付やボランティアだけで終わるのではなく、利益を創造しながら社会貢献して行こうという考え方です。社会課題は継続的に取り組んでこそ解決されるものです。継続的に取り組む課題に対して、利益も上がりますし、社会貢献も継続的にできる企業が求められているのではないでしょうか。社会貢献するには体力が必要なのです。

黒木)くじけそうになったこともありますよね?

城宝)そうですね。2~3度、会社が潰れそうになりました。

黒木)そのときはどうやって立ち上がったのですか?

城宝)会社を立ち上げるときに、失敗したらどうしようという気持ちがあって、怖かったのです。そんなとき、ある人に「城宝の言う失敗って何?」と聞かれました。「借金を背負うことか? でも無担保・無保証人で借りれば、借金ではない」。「仲間が離れて行くことを失敗と言っているのか、何を失敗と呼んでいるのか」と言われたのです。

黒木)素晴らしい仲間ですね。それで?

城宝)そこで改めて考えたのですが、自分のビジネスが上手く行かなかったときに、周りの人から「城宝、失敗したんだぜ」と言われるのが嫌だったのだと気付いたのです。「すごくちっぽけだな」と思いました。
そのときに「“食”を通して世界中の人たちを幸せにしたい」という気持ちがあって、ここを達成できなかったときに、初めて失敗という言葉を使おうと決めました。そのときからは、折れるということはないですね。

黒木)メンタルが強いですよね。それは志があるからだし、その仕事を自分がやることによって社会貢献しているということがあるので、その強いメンタルが保てるのでしょうか?

城宝)予約をすると途上国の子どもたちに給食が届くのですが、その子どもたちのところに、年に2度、関係者の皆さんをアテンドさせていただいて現地に行きます。私はフィリピンやミャンマーに行くのですが、現地で子どもたちを見ると、「幸せって何だろう」と考えさせられますね。自分たちが給食を届けたことによって、子どもたちが労働から解放されて学校に通えるようになっている。「先生になりたい、お医者さんになりたい」という子どもの夢に対して少しでも背中を後押しできたかなと思えたとき、「もっと頑張ろう」という気持ちになります。

黒木)掲載されている飲食店が3000店舗、ダウンロードは40万件を突破というのはすごいことですよね。

城宝)他社と比べるとまだまだ少ないのですが、これまで広告をかけず、口コミだけで広がっている件数としては多いかなと思います。

黒木)口コミだけでですか?

城宝)口コミだけです。予約するのであれば、いいこともできるし、ここから予約しようという文化が広がっているのかなと思います。


城宝薫/株式会社テーブルクロス代表取締役社長

■1993年・東京生まれ。立教大学経済学部卒業。
■大学在学中に「株式会社テーブルクロス」を設立。途上国で見た子どもの貧困とアルバイトで知った飲食店の広告費の課題を同時に解決する「テーブルクロス」の仕組みを考案。
■飲食店の予約をすると、その人数分の給食を途上国のこどもたちに届けることができる社会貢献型グルメアプリ「テーブルクロス」を開発しリリース。
■アプリダウンロード数は現在40万件を突破。掲載飲食店も約3000店舗に拡大。累計22万食以上の給食を途上国のこどもたちに届けている。

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