黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、元プロ卓球選手でスポーツウェアデザイナーの四元奈生美が出演。自らデザインする卓球のスポーツウェアについて語った。
黒木)今週のゲストは元プロ卓球選手でスポーツウェアデザイナーの四元奈生美さんです。卓球のお話をいろいろと伺って来ましたが、ご自身のブランドをお立ち上げになって、スポーツウェアやデザインプロデュースを手掛けていらっしゃいます。プロを辞められてから、スキルアップのために東京モード学園まで行かれたということですが、どのようにしてスポーツウェアをプロデュースしようと思われていますか?
四元)私は卓球のウェアを、もっと可愛くしたいという思いがあります。子どもたちに可愛いワンピースを着てもらえたら嬉しいですね。着ていて心地が悪くない、機能性にも注意しています。元卓球選手のつくる卓球ウェアだというところで、しっかりデザインしたいです。汗がこもらないような、ポリエステルの素材などの生地選び、デザインも自分でデータをつくってパートナーさんと会い、形をチェックします。みんなに着てもらって、動きづらくないかを確認しながら。ホームページもPR動画も自分でつくります。予算がないので1人でやることが多いのですが、その分、思い通りにつくることができるので、何とか進んでいます。
黒木)中学校のときにカタログを見て、着たいユニフォームがなかったという思い出話も聞きましたが、そのカタログに「四元奈生美プロデュース」なんて載ったら、採用されるかもしれませんね。
四元)私がデザインしたユニフォームを、世界中の子どもたちが卓球をやるときに着てくれたら、本当に嬉しいです。
黒木)オファーなどは来ているのですか?
四元)はい。日本ペイントホールディングスさんという、Tリーグに出ている会社なのですが、全日本選手権に出るときのウェアデザインを頼まれてつくりました。あとはクラブのユニフォームデザインを頼まれることもあります。依頼があればデザインしています。
黒木)もうすぐ東京オリンピックですからね。出場選手の人たちが、四元さんデザインのユニフォームを着られたらいいですね。
四元)どこの国の選手でもいいから、着てくださったら嬉しいです。
黒木)来年(2020年)だったら、どんなコンセプトでつくろうと思いますか?
四元)そうですね、2020ですものね。新しい風が吹くような、爽やかなイメージでつくれたらいいですよね。
黒木)これからやりたいことはありますか?
四元)自分のブランドをやって行くことで頭がいっぱいになっています。
黒木)日常の日々の積み重ねが、サクセスにつながるわけですからね。
四元)何とか頑張ります。
四元奈生美(よつもと・なおみ)/元プロ卓球選手・ウェアデザイナー
■1978年。東京都立川市出身。
■4歳から卓球を始め、数多くの大会で優勝。
■2001年4月、大学卒業と同時にプロに転向。
■2004年には中国超級リーグに参戦。北京チームに所属。北京チームの超級クラスでは外国人初の所属選手となり、総合優勝に貢献。
■2007年の全日本選手権で「誕生」をイメージしたユニフォームで出場。
■卓球を華やかなイメージにし、メジャーな競技にしたいという思いから、自らのウェアデザインを始める。「革命」「喜怒哀楽」「希望」等、様々なテーマで衣装デザインを手掛け大会に出場、卓球界のジャンヌ・ダルクと呼ばれる。
■2008年に全日本選手権・混合ダブルスで準優勝。
■2009年~2011年までは、自身のスキルアップの為、東京モード学園へ。2010年には、中国・広州で行われた国際卓球連盟主催プロツアー大会にて、自身のファッションショーを開催。
■2011年に結婚・出産後、2013年1月の全日本選手権に出場。
■2014年、自身のブランド「Final Winner」を立ち上げ、卓球ウェアなどのデザイン・プロデュースを手掛けている。
■現在はコメンテーター&スポーツウェアデザイナー、ママプレーヤーとして活動。
ENEOSプレゼンツ あさナビ(11月15日放送分より)
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳