瀬戸内寂聴 いくつになっても誰かのために命を輝かせましょう 

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瀬戸内寂聴 いくつになっても誰かのために命を輝かせましょう 

【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1214回

「老いて死せざるこれを賊(ぞく)と為す」、孔子の言葉です。歳を取り、肉体も意欲も衰えているのにただ生に執着するのは世の為にならないと説いています。いくつになっても誰かのために自分の命を輝かせていようと心がけましょう。

瀬戸内寂聴

撮影:斉藤ユーリ

《瀬戸内寂聴 新刊情報》

瀬戸内寂聴 いくつになっても誰かのために命を輝かせましょう 
〈最新刊〉
『寂聴 九十七歳の遺言』 瀬戸内寂聴
朝日新書 朝日新聞出版刊 定価:750円(税別)

愛する人との別れ、誰も手を差し伸べられない孤独、突然襲ってくる理不尽な不幸、そして老いと死。
九十七歳の今だからこそ、答えを残しておきたい。
生きる幸せ、死ぬ喜び—かけがえのないあなたへ瀬戸内寂聴が贈る心からの「遺言」。
「死んだら死にっきり、一度くらい死んでみないと損」。
人生の最終章をどう納得して生き切るか。
だれにとっても切実なテーマに、作家人生のすべてをつぎこんで真摯に答えた一冊。

瀬戸内寂聴 いくつになっても誰かのために命を輝かせましょう 
『寂聴先生、ありがとう。』 瀬尾まなほ
朝日新聞出版刊 定価:1,100円(税別)

秘書の私が先生のそばで学んだこと、感じたこと

事務職を希望していた筆者は、ひょんなきっかけから瀬戸内寂聴の秘書に。
秘書としてともに過ごして8年、さまざまなことを学び、世界も広がった。
そして、さらなる人生に転機も—。
「先生は私の道しるべです」と語る筆者が、寂聴先生と過ごした8年間のこと。
初著書『おちゃめに100歳! 寂聴さん』を出版してからの変化や不安、そして自分の恋愛観までをありのままに描く最新エッセイ。

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