新たな聖地を求めて…壮大な“お引越し”アドベンチャー!
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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第745回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、12月20日から公開の『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』を掘り起こします。
人間とドラゴンの共存は、本当に幸せなのだろうか…
『シュレック』「ボス・ベイビー』のドリームワークスが贈る『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』。バイキング一族の少年ヒックとドラゴンのトゥースとの冒険を描いたファンタジー・アドベンチャーシリーズも、今作で3作目となりました。
バイキングの長となり成長したヒックが、相棒のトゥースたちと“幻の場所”を求めて、新たな冒険の旅に出ます。
イギリスの作家クレシッダ・コーウェルによる児童文学『ヒックとドラゴン』は、世界約30ヵ国で翻訳され、800万部を売り上げている大人気シリーズ。
バイキングの言葉で書かれたヒックの少年時代の自伝を、現代の言葉に訳すというユニークな設定で綴られています。
かつてドラゴンは、人間の敵だった。しかし、弱虫なバイキングの少年ヒックと、傷を負ったドラゴンのトゥースの活躍により、両者は共存する道を選び、バーク島で平和に暮らしていた。
ところが、急激な人口とドラゴンの増加により、バーク島は定員オーバー。亡き父の跡を継いで若きリーダーとなったヒックは、島を出て新天地を探し求めることを決意する。
旅の途中、ヒック一行は最凶のドラゴンハンター、グリメルに命を狙われ、さらにトゥースの前には白いドラゴン“ライト・フューリー”が姿を現す。そうして彼らがたどり着いたのは、人間は住めないドラゴンたちだけの“隠された王国”だった…。
日本では、2010年にアニメーション映画第1作『ヒックとドラゴン』が公開。しかし第2作『ヒックとドラゴン2』は、2014年に日本公開が予定されながらも、残念ながら実現せず。劇場公開を求める署名活動が、有志によって展開されたこともありました。
そんな経緯もあって実現した本作の公開は、根強いファンにとっては喜びもひとしおでしょう。
冒頭では前作までのあらすじに触れられているので、今作からいきなり観ても大丈夫! 小さなお子さんから大人まで、ファミリーで楽しめますよ。
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
2019年12月20日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
監督/脚本/製作総指揮:ディーン・デュボア
原作:『ヒックとドラゴン』クレシッダ・コーウェル著
声の出演:ジェイ・バルチェル、アメリカ・フェレーラ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ジャスティン・ラップル、クリステン・ウィグ、ジョナ・ヒル、ジェラルド・バトラー、ケイト・ブランシェット、キット・ハリントン、F・マーレイ・エイブラハム、クレイグ・ファーガソン
日本語吹替版:田谷隼、寿美菜子、宮里駿、南部雅一、村田志織、淺井孝行、田中正彦、深見梨加、小松史法、松重豊、岩崎ひろし
(C)2019 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
公式サイト https://gaga.ne.jp/hicdragon/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/