ニッポン放送「DAYS」(月曜パーソナリティ:安東弘樹)(4月20日放送)にゲストの東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科教授の寺嶋毅教授が出演。新型コロナウイルスの感染拡大の今後について解説した。
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アビガンに米政権関心 アビガンの錠剤(ロイター=共同)=2020年4月1日 写真提供:共同通信社
新型コロナウイルス感染症は終息しない
ゲスト・笑福亭鶴光)コロナウイルス感染症ですが、どうやったら収束へ向かうのか。どの程度までいったらいいのでしょう?
寺嶋)こればかりは難しい問題で、数ヵ月から1年。しかし、本当に終息することは残念ながらないと思うのですよね。患者さんが増えて自粛して、ちょっと下がるけれどまた繰り返す可能性もあるかもしれません。
鶴光)東京が毎日100人以上続いているというのは危険な状態ですね。
寺嶋)いまは危険な状態で、山を登っている感じです。
鶴光)最近手洗いはよくするようになりましたね。
安東)ワクチンの開発は期待できますか?
寺嶋)それは波が早く終わることにいちばん期待のできることだと思いますし、いまはほとんどすべての研究室や製薬会社がこのことに関心を持って技術が発達していますから、思った以上に早くできればいいなと思っています。
安東)我々は祈るしかないですね。
鶴光)早く特効薬が欲しいですね。
寺嶋)アビガンという薬が観察研究と治験に入っていい手応えが得られているようですから、そこに期待していただいてもいいかなと思います。
安東)先生でも、いつというのを言うのはなかなか難しいですか。
寺嶋)そうですね。これは本当に難しいです。
鶴光)今年いっぱいくらいは覚悟しておかなければいけませんか?
寺嶋)波の高さ低さがあると思いますが、以前のように皆さんの生活が送られるのは難しい気がしています。
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免疫力を高めて予防すべき
笑福亭)これは未知のウイルスだから、仕方ないことですね。自分の身は自分で守らなければいけませんが、やはり手洗いが肝心ですか?
寺嶋)おっしゃっているように、まめな手洗いですね。
鶴光)自分自身で免疫を高めるために、健康でなくてはいけませんものね。
寺嶋)睡眠や食事、ストレスに気をつけて。免疫は大事だと思います。