戸田恵子、“ニセ”ばいきんまん・近藤芳正と『アンパンマン』を読み聞かせ 熊本地震でのボランティア活動を振り返る

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6月14日(日)、女優でアンパンマンの声優を務める戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に俳優の近藤芳正がゲスト出演。Zoomを使った公演『12人の優しい日本人を読む会』の発起人である近藤が、今後の役者のあり方について、戸田が近藤とのボランティア活動の思い出を語った。

戸田恵子、“ニセ”ばいきんまん・近藤芳正と『アンパンマン』を読み聞かせ 熊本地震でのボランティア活動を振り返る

新型コロナウイルスによる影響で、あらゆる舞台やイベントが中止・延期となったが、Zoomを使った公演『12人の優しい日本人を読む会』をきっかけに、「けっこうZoom慣れもしてきましたね。顔の正面にスマホがくる(自撮りに向いた)三脚を買いましたよ(笑)」と語った近藤。戸田も「仕事の台本や映像もデーターで送られてくるので、これを機にデジタル環境を整えていこうかなと思っております」と、新しい環境に戸惑いつつも前向きだと語った。

さらに番組後半には、これからの役者のあり方や、戸田が「忘れられない思い出」として熊本地震のボランティア活動について振り返った。

戸田:(新型コロナウイルスの影響を受けて)Zoomや、いろいろと新しい試みをやっていかなきゃいけないし、いつまでこれが続くのかなー、と思いますけど、これからの役者に求められるものって何でしょうかね。

近藤:僕は役者にこだわらなくていいかな、と思っていて。

戸田:うん。

近藤:今までのような舞台を簡単にはできなくなったから、落ち着くのを待つというよりも、違うことを模索して、それが役者じゃなかったとしてもいいかな、と。

戸田:うんうん。

近藤:YouTubeで生配信した『12人の優しい日本人を読む会』をやろうと思ったのも、たぶん、自分が役者として出たいというより、プロデュースとか演出とか、何か表現をしたいという根本的な欲求が自分の中にあるんだなと感じたんです。

戸田:うんうん。

近藤:お金に繋がらないかもしれないけど、やっていくことが楽しいし、好きなんだなということが分かったので。(役者に)拘らず、いろいろやっていこうかな、と思っています。

戸田:近ちゃん(近藤)は熊本地震の時にね、ボランティアでの読み聞かせに近ちゃんを誘ったら、本当に快く来てくれたのが忘れられない!

近藤:うんうん。

戸田:それでね、絵本のアンパンマンを読むということで、近ちゃんがバイキンマンの練習を、すんごいしてきてくれて!

近藤:当たり前ですよ! 本物のアンパンマンの横で、ニセ物のバイキンマンですよ!?(笑)

戸田:そんなっ!(笑)

近藤:あれ、よかったですねー……。

戸田:子供たちへの読み聞かせとか、そういうことにも賛同してくれて。“今のこの状況の中でやれることをやる”っていう精神を常に持ち合わせている人なので、いろいろやっていってもらいたいな、と思います。

2016年5月、戸田と近藤は熊本地震で被災した子どもたちを励まそうと、熊本県の保育園を訪問し、アンパンマンの絵本の読み聞かせを行った。この熊本での活動を引き合いに、コロナ禍を力強く生きるのも“やれることをやる”という気持ちが大事ではないかと語った戸田。このほか、近藤が苦労の連続だったという俳優人生や、三谷幸喜との思い出、最後は戸田と「また何かぜひ、一緒に面白いことが出来れば」と語り合って締めくくった。

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。

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