あなたは何曜日の中村倫也が好き?

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第852回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、6月19日に公開された『水曜日が消えた』をご紹介します。

「水曜日が消えた」

曜日ごとに入れ替わる“7人の僕”の物語

その多才ぶりで活躍の場を広げ続けている、中村倫也。4年ぶりの主演映画となる『水曜日が消えた』は、曜日ごとに人格が入れ替わる青年の物語。

キャラクターがまったく異なる“7人の僕”を自在に演じ分ける中村倫也の魅力をたっぷり堪能できる、異色のドラマが誕生しました。

「水曜日が消えた」

幼いころの交通事故をきっかけに、ひとつの身体のなかで曜日ごとに入れ替わる“7人の僕”。彼らは各曜日の名前で呼び合い、不便ながらも平穏に暮らしていた。

そんななか、“火曜日”はいちばん地味で、退屈な存在。家の掃除や荷物の受け取りなど、他の曜日に何かと雑用を押し付けられて、いつも損な役回りだ。

ところがある朝、目を覚ますと、“火曜日”はいつもと様子が違うことに気づく。何と、“水曜日”が消えてしまったのだ。

これまで体験したことがない“水曜日”を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わって行く…。

「水曜日が消えた」

本作を手がけたのは、次の時代を担う気鋭の映像クリエイターを選出するプロジェクト「映像作家100人 2019」に選ばれるなど、大きな注目を集めて来た吉野耕平。自身発案のオリジナルストーリーを初長編監督作品として完成させました。

斬新なアイデアが詰まった本作には、石橋菜津美、元「乃木坂46」の深川麻衣、きたろう、中島歩、「ゲスの極み乙女。」の休日課長など、実力派キャストが集結。個性あふれる演技で、“7人の僕の物語”を紡いで行きます。

「水曜日が消えた」

歯ブラシやタオルの置き方、お互いへの“連絡帳”の役割を果たす付箋のやり取りなど、ちょっとしたところに曜日ごとの性格の違いが垣間見えるのも、面白いところ。

そして何よりも、本作をより味わい深いものにしているのは、中村倫也の俳優としてのキャパシティの広さゆえでしょう。

ちょっぴり浮世離れしたような不思議な世界観に触れてみて。

「水曜日が消えた」

『水曜日が消えた』

2020年6月19日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本・VFX:吉野耕平
音楽:林祐介
主題歌:須田景凪「Alba」(unBORDE / Warner Music Japan)
出演:中村倫也、石橋菜津美、中島歩、休日課長、深川麻衣、きたろう
(C)2020「水曜日が消えた」製作委員会
公式サイト http://wednesday-movie.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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