怒鳴ると血圧が上がるって本当?
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「怒りと血圧の関係」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(7月22日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『旦那さんや子どもたちにイライラして、「早くして」「いい加減にして」などと怒鳴ってしまうことがあります。「お母さん、そんなに怒鳴ると血圧が上がるよ」と茶化されたりして、怒りすぎを反省しています。ところで、怒鳴ると血圧が上がるって本当でしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「怒鳴ると血圧が上がるというのは、本当だと考えられております。
血圧は自分の意思で上げたり、下げたりすることはできません。では、どのように変化するかというと、自律神経と呼ばれる神経が、この血圧をコントロールしているのです。
自律神経は、身体が活発に活動するときに優位になる交感神経と、寝ているときなど、リラックスするときに優位になる副交感神経の2種類に分かれています。
興奮して怒鳴るときは交感神経が活発になり、言ってみれば、身体が闘争モードに入ってしまうのです。身体が活動しやすいように、さまざまな変化が起こります。
血圧の上昇も、その変化のひとつです。酸素を身体中に届けるために、血管が収縮して血圧が上がると言われています」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
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