『ゴリラのアイヴァン』アンジェリーナ・ジョリー声優&製作の感動作
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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第895回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、9月11日からDisney+(ディズニープラス)にて独占公開となる『ゴリラのアイヴァン』をご紹介します。
心優しいゴリラが、一度きりの人生を自分で切り開く!
女優のみならず、映画監督、製作者としての顔も持つアンジェリーナ・ジョリー。
ハリウッド映画を象徴するアイコン的な存在の彼女が、声優として出演するだけでなく、プロデューサーにも名を連ねた渾身作が『ゴリラのアイヴァン』。
実話をもとにした大ヒットベストセラー小説から生まれた、とっても特別なゴリラの忘れられない物語です。
『ゴリラのアイヴァン』のあらすじ
アメリカ郊外にあるショッピングモールの小さなサーカスで暮らす、シルバーバックゴリラのアイヴァン。大きな雄叫びを上げ、観客を喜ばせるのが彼の仕事だ。
年老いたゾウのステラや野良犬のボブたちと幸せに過ごしていたが、ある日、ルビーという名の赤ちゃんゾウがやって来る。ごく最近、野生の家族から引き離されたというルビーと交流を深めて行くうちに、アイヴァンは身体の奥深くにある何かを揺さぶられる。
それは、ほとんど記憶にないはずの故郷への想い。彼は自分の気持ちを表現するために、絵を描き始める……。
『ゴリラのアイヴァン』のみどころ
本作の製作にあたっては、約35の国々でゴリラの4つの亜種すべてを保護するディズニー野生保護基金が協力。そして、モーションキャプチャーをはじめとした最新のCG技術によって生み出された動物たちには、名だたる俳優陣が命を吹き込みました。
400ポンド(約180キロ)もの大人の雄ゴリラ・アイヴァンの声を担当したのは、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたサム・ロックウェル。
野良犬のボブ役に、『ツインズ』『ダンボ』などで知られる名優ダニー・デヴィート。贅沢な暮らしを送るプードルのスニッカーズ役には、賞レースの常連女優ヘレン・ミレン。
また長年にわたる人道支援活動や野生動物の保護活動でも知られるアンジェリーナ・ジョリーは、アイヴァンの友人であるゾウのステラの声を担当。名優たちの深みのある演技が、動物たちに躍動感を与えています。
胸の奥底に眠る野生動物としての自我に気づいたアイヴァンの物語は、彼の視点から紡がれているのが最大の特徴。
それゆえ、大人も子供も楽しめるアドベンチャー作品でありながら、動物たちの姿を通して“真の友情”と“生きる意味”を問いかけて来る、まさに“One and Only”な1作です。
自分はどこからやって来て、どこへ行くのか。その答えは、この映画のなかに……。
<作品情報>
『ゴリラのアイヴァン』
2020年9月11日(金)よりディズニープラスにて独占日本初公開
監督:テア・シャーロック
製作:アリソン・シェアマー、アンジェリーナ・ジョリー、ブリガム・テイラー
脚本:マイク・ホワイト
原作:キャサリン・アップルゲイト「世界一幸せなゴリラ、イバン」
キャスト:サム・ロックウェル、アンジェリーナ・ジョリー、ダニー・デヴィート、ヘレン・ミレン、チャカ・カーン、ブライアン・クランストン
日本語吹替版:根本泰彦、深見梨加、斎藤志郎、宮沢きよこ、虎島貴明、中村優月、深増祐一、大平あひる、岸祐二、梅崎音羽、内田直哉
(C)2020 Disney
原題:The One and Only Ivan
公式サイト https://disneyplus.disney.co.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/