新型コロナウイルスと花粉症の症状の違い……自分の症状を冷静に判断して

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東京都医師会代議員会副議長で「きくの耳鼻咽喉科クリニック」院長の市川菊乃氏が2月26日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。花粉症対策や、新型コロナウイルスと花粉症の症状の違いについて解説した。

新行市佳アナウンサー)きょうも花粉症のお話を伺っていきます。花粉症対策は様々あると思うのですけれども、まず初めに、マスクについて改めてお伺いできますか?

市川)マスクは、いま新型コロナウイルスのこともあるので皆さんしているのですけれども、コロナだけでなく花粉もそうですが、まずサイズが合わないと、隙間から入ってきてしまいます。上はきちんと鼻の上まで、下はあごの下まで正しく付けるということが大事です。正しいマスクのつけ方というのは、おそらくいろいろなところで情報が出ていると思うのですけれども、正しく付けることは花粉症では必須ですね。

あと眼鏡については、花粉症眼鏡というゴーグルのようなものがありますが、脇が空いている普通の眼鏡をしていても、真正面から来る花粉は避けられます。眼鏡を掛けないよりも10分の1程度花粉の付く量が少なくなると言われているので、目のかゆみが強い方などは必ずしていた方がいいです。よく笑い話で、マスクをしてサングラスをしている銀行強盗のような格好が一番花粉を避けられますねという風に言うのですけど、脇が空いている眼鏡でも、してないよりはしていたほうがいいです。

新行)今までは花粉症じゃなかった方でも、もしかして花粉症かもしれないと思う方がいらっしゃるかなと思うのですけど、そういう方はまず相談した方がいいでしょうか?

市川)そうですね。くしゃみがたまにしか出なかったり鼻水もすぐに治ったりするために花粉症ではないと思っている方がいると思うのですけれども、花粉症が始まっている場合は、鼻のなか見るとわかります。お鼻の粘膜の色が、独特の赤さなのですよ。ただの炎症のときと、私たちがたくさん見ている花粉症の赤さというのは少し違うのです。ですので、お鼻を擦ってひどくする前に、お医者さんに行って早期治療をしたほうがいいと思います。症状が出る前からお薬飲むのが、一番の賢い治療という風に言われています。

新行)いまは新型コロナウイルスの影響で、くしゃみや鼻水というのもなかなかしづらいような、そういう雰囲気も感じますよね。

市川)咳とは違いますが、くしゃみの方が飛びますよね。鼻のなかをいじってしまって悪化してから来られるよりも、少し怪しくなった段階から来てもらうほうが、耳鼻科医としては治療しやすいです。お薬もいろいろな特徴を診ながら選びますので、私は違うと思わないで、もしかしたらと思ったら来ていただきたいです。4人に1人が花粉症ということもありますので、なるべく早く言ってきていただきたいと思いますね。

新行)先日新聞記事で見たのですけれども、自分が花粉症なのか、それとももしかしたらコロナや風邪なのか、どちらなのか見分けがつかなくて悩んでいる方がいるそうです。そういうのは、どう考えたらいいでしょうか?

市川)おそらくコロナがなかったら、そういう方たちは、花粉症だと考えたのだと思いますね。ただコロナの場合は、熱が出ることがありますよね。花粉症の場合には熱は出ませんので、そこが全然違います。お鼻の症状があって匂いがわからなくても、やはりコロナではなく花粉症ということあります。熱は出ませんのでそこがやはり一番の分かれ道ですが、コロナでも熱が出ないことがありますので、総合的に自分の症状を冷静に判断して、相談したほうがいいと思いますね。

新行)それでは市川先生、最後になりますが、リスナーの皆さんに伝えたいことはありますか?

市川)いろいろな環境の中ですけれども、お鼻の粘膜が調子悪いと感じたなら、なるべく早く相談をするということと、粘膜の状態を整えるということが、コロナも花粉症も感染予防の第一歩ということになります。ぜひお肌の調子を、自分でいつも自問自答していただきたいと思います。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

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飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます

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