飛行機雲ができるために必要ないくつもの条件
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「雲」です。
「飛行機雲」は“飛行機が飛んだあとに出来る雲”のことです。飛行機のエンジンによって吸い込まれた空気が燃やされたあとに、排気ガスとなって空中に出されます。その排気ガスの中の水蒸気などが小さな氷の粒となって雲が出来ます。
また飛行機が上空高く飛んだ時、後ろの部分に空気の渦が出来ることがあります。この空気の渦が周りの空気の温度を急激に下げて、水蒸気が冷やされることで、飛行機雲が出来ることもあります。
飛行機雲は飛行機が通過したあとに必ず出来るわけではありません。例えば、高さは「上空6000m以上」でないと出来ないそうです。他にも上空の温度や湿度、飛行機の排気ガスの温度によって、飛行機雲が出来る時と出来ない時があるそうです。このようにいくつもの条件が重なった時に飛行機雲が出来ます。
また飛行機雲は飛行機のエンジンの数によって、雲の本数も違ってくるそうですよ。
ちなみに、飛んでいる飛行機の窓からは飛行機雲は見ることはできません。なぜなら、排気ガスの水分が凍って雲になるまでには時間がかかります。飛行機は時速約800キロのスピードで飛んでいるからです。
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