古代エジプトから始まったスープの歴史
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「スープ」です。
日本ではスープは“飲む”と言いますが、海外では“食べる”と言います。フランス料理やイタリア料理のフルコースでは、前菜の次にスープが出てきます。
スープの歴史は紀元前1600年から1500年頃の古代エジプトから始まります。当時のスープは家畜や野生の鳥や獣の肉、そしてお野菜や固くなったパンを一緒に煮込んだものだったそうです。
その後、11世紀から13世紀のヨーロッパでは十字軍が遠征から香辛料を持ち帰ったことで、スープに新しい味覚が誕生していきます。
さらに17世紀になると、フランスではスープも正式な献立に加えられるようになりました。
日本では16世紀、室町時代の終わりの頃に「ソップ」という名前で、スープが伝わったとされています。それでもスープのことが本格的に知られるようになったのは、明治時代になってからのことです。
それでもまだまだ、スープは“お店でいただくもの”というイメージが強かったですが、1951年(昭和26年)に缶詰のスープが発売されました。それによって市販のスープの文化が日本でも広まっていきます。そういった歴史を経て、今ではスープは私達の生活に欠かせないものになっています。
番組情報
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・