教育方針をしっかりと話し意思の疎通を……祖父母に子供を預ける際に必要なこと

By -  公開:  更新:

東京都医師会理事で「かずえキッズクリニック」院長の小児科医、川上一恵氏が4月2日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。祖父母に子供を預ける場合の、コミュニケーションの取り方について解説した。

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

飯田浩司アナウンサー)子育て世代で、しかも両親が働いているとなると、例えば子供が熱を出したときなどは、おじいちゃんやおばあちゃんにお願いするという以外に選択肢がない場合もあります。一方で、「祖父母世代の教育の常識がどこまで通用するのか」といったお話も出て来ますが、その辺りのギャップなどはあるのでしょうか?

川上)例えば病気のときは、おかゆやうどんを食べるということを言われて来たと思います。一時はおかゆを食べさせる必要性が疑問視され、少々廃れた時代があったのですが、脱水補正には、塩と糖質と水がセットで必要です。そう考えると、おかゆやお味噌汁などは、とても役に立つことがわかります。そういった形で、昔ながらの言い伝えのなかには、かなり正しいものも含まれています。一方で、「抱き癖がつく」という言葉もあり、あまり子供を抱いてはいけないというお年寄りもいらっしゃいますけれど、たっぷり愛情を込めて抱っこしてあげるというのは、小学生になっても大事なことです。

飯田)「もう小学校に上がったのだから……」という言葉は、1つのきっかけとして言われることが多いですが、そこは気にしなくてもいいということですね。

川上)気にしなくていいと思います。

飯田)その辺りも含めて、きちんと話しておくことが大事なのですね。

川上)子育ての主体はご両親ですので、「ご両親がどのように子供を育てたいのか」ということを話しておくのは大事だと思います。

飯田)祖父母と両親が揉めてしまっている場合、子供はそれを見ていますか?

川上)見ていますね。そして、小さい心を痛めています。

飯田)「自分のせいだ」ということを思うのでしょうか?

川上)自分のせいだとまで思うかはわかりませんが、何となく家族がうまくいっていないことは感じます。そういう意味でも、しっかり話し合いをして、譲るべきところは譲り、どうしてもお願いしたいことはきちんとお願いをして、守ってもらうことが必要です。預かるおじいちゃんやおばあちゃんも、そこはきちんと守るということが大事ですね。

川上一恵氏、飯田浩司アナウンサー

飯田)よくある話なのですが、おじいちゃんやおばあちゃんは、子供にいろいろなものを買ってくれることがありますよね。ありがたいと思う反面、「そこまで甘やかさなくてもいいのではないか」と思ったりもするのですが、その辺りのさじ加減が難しいですよね。

川上)難しいですね。ただ、例えば「大きなお買い物は、お誕生日に渡したいから与えないでね」ということなどは、伝えておいたほうがいいと思います。それと、よく揉めるのはおやつの与え方ですね。その場合には「この量までなら与えてもいいよ」と伝えておいたり、どんなものを食べさせてもらったのか子供にきちんと聞いて、それに合わせて夕飯の栄養バランスを考え直すなど、工夫をすれば揉め事にはなりませんし、子供が体調を崩すこともないと思います。

飯田)その辺りを上手くやって行くことが大事なのですね。

川上)ただ、できればおじいちゃんやおばあちゃんは、アシストに回っているのだということを認識していただきたいです。基本的には個々の家庭によると思いますし、おじいちゃんやおばあちゃんの年齢や仕事の状況などにもよるでしょう。上手く行く方法が1つしかないということではありません。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

番組HP

医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます


Page top