旧皇族の竹田家出身で明治天皇の玄孫にあたる、作家で政治評論家の竹田恒泰氏が4月27日(火)、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚問題が世間を騒がせている小室圭さんのこのところの“対応”について検証した。
違和感から嫌悪感に変わった「6万字文書」
連日報道されている、秋篠宮ご夫妻の長女眞子様の婚約内定相手小室圭さんの母親ともと婚約者との金銭トラブル。この報道で伝えられている小室さんの対応について竹田氏は苦言を呈した。
竹田)4月8日に、小室さんが文書を公表しましたよね。これには驚いた人がたくさんいると思うのですが、あれは28ページでしたよね?
森田耕次解説委員)A4で28枚で、6万字に及ぶ文書だったようです。
竹田)6万字といったら、下手したら本に近い文書ですよね。私がびっくりしたのは、2年以上前に小室さんが文書を出したことがあったではないですか。そのときの趣旨とほぼ同じなのです。全然違う話が出てくるのかと思いきや同じことで、あれを出して世間がそういうことだったのか、では納得した、という風になると思ったのでしょうか?
森田)相手の男性はもう返してもらうつもりはないと言ったのだ、その録音もあるのだ、というようなことをあの文書のなかでも言っていましたよね。
竹田)この録音のデータがあるというのでけっこうドン引きした人が多いのですよ。とっさに音声を録って、貰ったお金なのか借りたお金なのかということで返さなくていいと言ったではないかと、あの6万字のなかで元婚約者の方の言葉の引用を30回近くしていました。そのような理詰めで、こう言ったではないですか、と畳み込むような感じなのです。それを読んだ人は「どのようなつもりなのか?」と、違和感から嫌悪感に変わった人は多かったのではないでしょうか? 少し解せないのはその4日後に、あれほど解決金は出さないし、貰ったお金は返さないと言っていたのに、解決金を出すと言ってしまったわけです。
増山さやかアナウンサー)これはなぜなのでしょうか?
竹田)あまりにも強いバッシングを受けたのでこれはまずいと気がついたのですかね
増山)考え方を変えたということなのでしょうか。
問われているのは小室氏の“人間性”
竹田)それで解決金を出すと言ったらそれはそれで炎上するわけです。宮内庁長官なんて、6万字読んで「しっかりと書けている」と肯定的な評価をしていましたから、そのあとでそれをひっくり返すような話になってしまいましたよね。この問題の本質なのですが、もはや貰ったお金とか借りたお金など、そのような問題ではないと思うのです。400万円を返したかどうかではなく、何年も問題をこじらせ、小室さんの信頼性というか解決能力のようなものはあるのかという、“人間性”が問われていると思うのです。
人間なら間違いを犯すこともあるとは思うのですが、そのときにどのように対応をするのか。今回金銭トラブルが起きたときに、小室さんが一生懸命に誠心誠意向き合って問題を解決しようとする姿を見ることができたら、これはピンチをチャンスにと言いますか、株が上がったのではないかと思うのです。しかし、やることなすことこのような感じで、みんな「ええ!?」となってしまった。
文書だけでなく誠意を持って説明している姿をみせるべき
森田)解決金だって最初から返すと言っておけば良かったのに、それを後からひっくり返してしまった。後はもう小室さんが記者会見をするなりして、自ら説明をするしかないのではないでしょうか。
竹田)そうなのです。そもそもこれほど国民が疑問に思っていることが、文書だけで落ち着くわけがありません。たとえばZoom会見でも一時帰国でも、あるいはニューヨークでの記者会見でもいいので、いろいろなことを突っ込まれながらもきちんと誠意を持って説明している姿が見えたらかなり違ったと思います。なので、疑問がどんどんと積み重なって今度は嫌悪感のようなものに変わってきてしまっているのではないかと思います。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)