「内部に空洞のあるスイカ」は何が原因でできるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月9日放送分のテーマは「スイカの豆知識」です。
スイカの皮は緑色ですが、これは光合成を行う色素・クロロフィルからできています。1984年(昭和59年)から生産が始まった北海道・当麻町の「でんすけすいか」のように、皮が黒っぽいスイカもあります。
スイカの果肉の色も、赤だけでなく黄色やオレンジなどがあります。こうした色の違いは、スイカに含まれる色素の違いによるものです。例えば果肉が赤色系のスイカは、リコピンが関係しています。
果肉が黄色いスイカの場合、リコピンは含まれていません。その代わり、キサントフィルという色素によって果肉が黄色くなります。果肉がオレンジ系のスイカはリコピン、β-カロテン、キサントフィルなどが関係しています。
スイカを切ると、なかが空洞になっていることがあります。これは「空洞果」と呼ばれており、スイカの皮の成長に比べて、果肉の成長が追いついていない場合に見られる現象です。空洞果はスイカだけでなく、トマトにも起こります。
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