40歳になったら「脳ドック」を受けるべき ~「くも膜下出血」の発生率は1000人に1人~2人

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東京都医師会理事で「水野医院」院長の水野重樹氏が8月17日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。脳神経外科で扱う主な病気と脳ドックについて解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

「脳神経外科」と「脳神経内科」の違い

飯田浩司アナウンサー)水野医院は内科、脳神経外科、小児科を掲げていらっしゃいますが、先生のところの専門は、脳神経外科と伺っております。脳神経外科というのはどのような分野なのですか?

水野)外科と内科という分け方がありますけれども、昔は「神経内科」と言っていたものを最近では「脳神経内科」と言うようになりました。人によっては「脳神経外科」と「脳神経内科」が混在してわかりにくいかも知れませんが、外科というのは、外科的な治療をする科だと思っていただければいいかと思います。

飯田)外科的な治療、手術をするということですか?

水野)そうですね。我々が最もポピュラーに扱うのは、脳卒中です。

脳卒中には「脳梗塞」と「脳出血」がある~脳出血には「くも膜下出血」と「脳内出血」

飯田)脳と名前が付く病気のなかでは、成人病の1つで命にも関わるイメージがありますけれども。

水野)そうですね。脳卒中には血管が詰まる病気として、「脳梗塞」があります。そして血管が破れて起こる「脳出血」があります。脳出血を大きく分けると、「くも膜下出血」と「脳内出血」があります。

40代に多い「くも膜下出血」の発生

水野)くも膜下出血は、一般の脳卒中の発生の好発年齢が若干、若いかも知れません。40代くらいにくも膜下出血の発生がありますが、年間、1000人に1人か2人くらいの発生率です。

新行市佳アナウンサー、水野重樹氏、飯田浩司アナウンサー

40歳になったら「脳ドック」を受けるべき

水野)ただ、治療に関しては日進月歩でして、治療方法もよくなっています。くも膜下出血は、好発年齢が働き盛りの方に出ることが多いので、発生してしまうと家庭にも大きな影響を与えます。できれば、くも膜下出血を起こさせないということが大事ではないかと思います。そのために必要なのが、「脳ドック」です。

飯田)私は今年(2021年)40歳になるのですが、会社の掲示板に「脳ドック受けられます。40歳以上には補助が出ます」とありました。

水野)それはいいシステムだと思います。

新行市佳アナウンサー)脳ドックを受け始める年齢は40歳くらいからという感じですか?

水野)大体40歳代くらいから、お声掛けがあるのかと思います。それに従っていただければいいでしょう。

MRIによる脳ドック

新行)どういった検査を行うのですか?

水野)基本的には、カテーテルで造影剤を入れて血管を見るのですが、それをいきなりやるのは辛いことですので、MRIという検査機械があるのはご存知ですか?

飯田・新行)はい。

水野)あの機械を使って、MRA(血管撮影)の画像を撮影し、動脈瘤があるかないかをチェックします。MRIは音がかなりするので、音が嫌だという人もいますし、狭いところに入らなくてはならないのですが、特に痛いようなことはありません。うるさいのと狭いということを除けば、それほど心配のない検査ですので、ぜひ受けていただきたいと思います。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

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飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます


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