パラ最年少メダリスト・山田美幸、競技後にプールへお辞儀「泳がせてもらっているので『ありがとうございました』と」

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8月25日、東京パラリンピック・競泳女子100メートル背泳運動機能障害S2クラスで、14歳の山田美幸選手が日本勢初の銀メダルを獲得した。この模様を取材した、ニッポン放送の東京2020パラリンピックレポーター・新行市佳アナウンサーが26日のニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演し、レビューした。

【東京パラリンピック2020】<競泳女子100メートル背泳ぎ 決勝 運動機能障害S2>銀メダルを獲得し笑顔をみせる山田美幸  パラ日本歴代最年少14歳、初出場で銀メダル 日本勢第1号メダル =東京アクアティクスセンター 撮影日:2021年08月25日 写真提供:産経新聞社

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山田美幸「とっても嬉しいです。はじめてパラリンピックに出たということもあり、言葉で表せない感覚と言いますか、本当とても嬉しいとしか言えないです」

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飯田浩司アナウンサー)ということで、その水泳会場、東京アクアティクスセンターで取材をしました新行市佳アナウンサーとつながっています。新行さん、おはようございます。

新行市佳アナウンサー)おはようございます。やりましたよ、飯田さん。

飯田)やりましたね。

新行)25日に水泳の予選が午前中に行われて、夜に決勝だったのですが、山田美幸選手が100メートル背泳で銀メダルに輝きました。本当に見事でした。山田選手は中学生3年生14歳でのメダル獲得ですので、夏冬通じて日本勢での最年少となります。

飯田)最年少記録なんですよね。

新行)そうなのです。そして、日本代表にとっては最初のメダルとなりました。

飯田)そうですよね。スタートから、これはあわや金メダルいけるのではないかというようなレースでしたね?

新行)レースも手に汗握るような形で、最初山田選手が先行するような形だったのですが、途中からシンガポールのピンシュー・イップ選手が抜いてきて、しかし最後その2位を守り切ってのゴールとなりました。山田選手は生まれつき両腕がなくて、両足の長さが違うのですが、S2という、2番目に障害の程度が重いクラスになるのです。力強いキックで泳ぎ切っていました。予選のときは緊張もあったそうなのですが、決勝のときはスタートもターンも予選よりも100倍よくできていて、100点満点だとおっしゃっていました。

飯田)またこのインタビューの笑顔が素敵ですよね。

新行)本当に素敵ですよね。あと、印象的だったのは泳ぎ終わった後で、プールから上がって車椅子に乗って、プールに向かってお辞儀したのです。

飯田)そうだったのですか。

新行)その瞬間、緊張が解けたかのようにニコニコの素敵な笑顔になって、プールに感謝の気持ちを伝えたということで、「泳がせてもらっているので、『ありがとうございました』と伝えました」と、そのときの胸の内を教えてくださいました。

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