キャスターの辛坊治郎が6月28日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ウクライナの商業施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、市民ら多数が死傷したことについて、「全ての責任はロシアにある」と厳しく非難した。
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ウクライナ中部クレメンチュクで、ロシア軍のミサイル攻撃を受けて炎上する商業施設=非常事態庁提供(ウクライナ・クレメンチュク) AFP=時事 撮影日:2022年06月27日 写真提供:時事通信社
先進7カ国(G7)の首脳は、ウクライナ中部のショッピングセンターへのミサイル攻撃を罪のない市民に対する無差別攻撃だと非難した。G7はウクライナ支援継続の声明も発表している。
辛坊)ミサイルが着弾したショッピングセンターの映像を見ましたよ。ショッピングセンターで普通に買い物しているところにミサイル飛んできて、たくさんの人が死ぬなんて…。ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアは世界最大のテロ国家になった」と言っています。その通りだと思います。一方、ロシア側は「我々がミサイルを発射したのは軍事拠点で、それを迎撃するためのウクライナのミサイルが間違ってショッピングセンターに着弾した」といった趣旨の主張をしています。
私は、ロシアの主張を信じませんが、5億歩くらい譲ってロシアの主張が仮に一部正しいところがあったとしても、ロシアがミサイルを撃っていなければ、迎撃ミサイルを発射する必要はなかったわけです。ですから、どちらに転んでも全ての責任はロシアにあるわけです。私は、そう断定したいと思います。
デマは、こういうときに飛ぶんですよ。「あれはウクライナの自作自演だ」とか言い出す輩が必ず出てくるんです。でも、ちょっと考えてみましょうよ。そもそも、ロシアが侵攻していなければ、こういうことは起きていないわけだし、ロシアがミサイルを撃っていなければ、迎撃ミサイルも発射されていないわけです。どちらが悪いか、それだけで分かるでしょう。ところが、そういう判断をできない人がごく一部にいるので、困ってしまうんですよね。