使い捨てカイロの歴史に「一大革命を起こした商品」とは
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月8日放送分のテーマは「ホカロン」です。
日本初の使い捨てカイロとされる「アッタカサン」の誕生から、日本の使い捨てカイロの歴史が始まるのですが、1978年(昭和53年)に一大革命が起こります。それが『ホカロン』の誕生です。
菓子メーカーとして知られる「ロッテ」の当時のグループ会社が、「新しい携帯カイロを開発したい」という会社とパートナーシップを組んで商品化したものです。最初は2月に北海道で先行発売され、その年の11月から全国発売されました。
「取り扱いが簡単」「使い捨てという手軽さ」「100円という低価格」と、まさに三拍子そろった携帯カイロの登場に、発売当初は生産が間に合わないほどの大ヒットだったそうです。ちなみに、当時は「100円カイロ」とも呼ばれていたとか。
初期の『ホカロン』は揉んだり振ったりすることで温かくなりましたが、その後は袋から取り出すだけで温かくなるように改良されています。
『ホカロン』登場をきっかけに、「ロッテ」以外からも使い捨てカイロが発売されるようになりました。「ミニサイズ」「貼るタイプ」「靴用」「靴下用」「靴の中敷き用」など、さまざまなタイプが登場し、いまや使い捨てカイロは冬の必需品となっています。
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