「鶏卵1パックが288円!」辛坊治郎が物価動向に危機感示す

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キャスターの辛坊治郎が1月10日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。自身が通う自宅近くのスーパーマーケットで鶏卵 の価格が急上昇していることに触れ、「今年1年の日本を占うには、物価の動向しだい。既に懸念材料の数字が表れ始めている」と危機感を示した。

「鶏卵1パックが288円!」辛坊治郎が物価動向に危機感示す

※イメージ

総務省は、2022年12月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数を発表した。前年12月に比べ4.0%上昇し、103.9だった。1980年4月以来、40年8カ月ぶりの伸びとなった。

辛坊)私は、今年1年の日本の政治、経済、社会、文化がどうなるかを占うには、物価の動向しだいだと考えています。物価が上がり続けたとしたら、いろいろな意味で日本はとんでもないことになると以前から予言しています。

1~3月に物価が上がるというのは織り込み済みです。問題は4月以降です。日本は今、金利が上がると、企業も政府も日銀もどうにもならない状況になりつつあります。昨夏に金利が上がって大きなニュースになりましたが、今も金利の上昇圧力はすごく強いです。私は、10年物の国債の取引価格をずっと注視していますが、今は日銀が許容限度とする0.5%に張り付いたままです。直近で何が起きているかというと、外国の資本家たちが日本の国債を売り浴びせ、それを日銀が必死に買い支えている状況になっています。

物価が上がり続けると、さらに金利の上昇圧力が強まります。物価が上がっている原因は、ロシアのウクライナ侵攻による資源価格の上昇だという決まり文句があります。ところが、多くの資源価格はロシアがウクライナに侵攻した昨年2月24日以前に戻っているんですよ。私は、そこに危機感があります。

私が最近、注目している日本の物価の指標は鶏卵の価格です。私の自宅近くのスーパーマーケットでは昨年末、10個入りの1パックが198円でした。しかし、年明けすぐには208円に上がり、9日には288円に上がっていました。288円というのは、鶏卵にしてはかなりの高額です。

なぜ、鶏卵の価格がそんなにも値上がりしているかというと、原因の1つは鳥インフルエンザの流行によって鶏の殺処分が各地で行われており、鶏卵の出荷量が減っているためです。また、昨年からの円安によって、飼料価格が高騰していることも原因の1つです。さらに、「今なら値上げしても消費者はついてくるだろう」という思惑も働いていると思われます。商品価格はいったん上がると、なかなか元には戻らないものです。生産者も小売店も「288円でも売れるんだ」と思ったとたんに、この価格が1つの指標となってしまいます。

鶏卵の価格を例に出しましたが、日本の今年を占う意味で懸念材料になる物価の数字が既に、いくつも表れ始めています。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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