受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
今回は、『おうえんしナイト』のチャレンジ企画、ニュース時事能力検定3級合格(以下N検)を目指し、ランパンプスが受験に役立つ噂や、勉強法を理論的なものから眉唾なものまで実践する『おうえんしナイト・受験勉強虎の巻』! 今回は芸人の小林さんにうってつけの勉強法を実践します!
――それではN検合格目指して頑張っていきましょう。今回実践するネットで見つけた勉強法は「ツッコミ勉強法」になります! 具体的に説明すると、たとえば、算数の問題で「太郎くんが忘れ物をして家に急いで取りに帰り……」とあったとしたら「太郎くん、忘れんなよな! 何しとんねん!」みたいな感じで問題や文章に対して「ツッコミ」を入れる方法になります。
これがなぜ効果的かというと「問題文を理解しやすくなる」からなのです。実は「ツッコミ」はかなり頭を使う作業になります。なぜかというと、ツッコむには「理解」が必要で、つまり「理解する→ツッコむ」を瞬時にやっていることになるからです。
小林:まあ、ツッコミとしては悪い気はしないかな。あながち間違ってないかも。
寺内:じゃあ「ツッコミ勉強法」には肯定的なんだ?
小林:なんでだよ!
寺内:もうツッコミ(笑)!
――さらに二人にとって非常に説得力がある根拠があります。なんとあの京大芸人ロザンの宇治原さんも「僕は勉強をする時、いつも参考書にツッコミしてました」と言っていました。
小林:まあ、さすがにポーズ取ってる気もするけどね。
寺内:確かに「いつも」は言い過ぎなんじゃないかと思う(笑)。
――ということで問題を寺内さんに出題していただいて、小林さんにツッコんでもらうといった形で実践していこうと思います。
寺内:了解しました。それでは早速いきますね。問題1。
小林:なんでだよ!
寺内:早い(笑)。まだツッコミどころじゃないから! 続けます。『日本政府は2021年10月、新しい「エネルギー基本計画」を決め、太陽光や風力といった再生エネの普及に「最優先」で取り組むと、初めて記しました』
小林:はい。
寺内:『2030年度に目指す電源構成(総発電量に占める電源ごとの割合)は、再生エネが 「36~38%」 と、前回 (2018年)計画の「22~24%」から10以上引き上げられました。これは現状 (2019年度、18%)の2倍の規模に相当します。このほか、次世代エネルギーとして期待される 「水素・アンモニア」が初めて盛り込まれました』
小林:はい。
寺内:ここで問題です。『電力に関係する 「電源構成比」 という言葉があります。どのような意味ですか? 正しい説明を1~4から一つ選びなさい』
寺内:1・発電に使う燃料の混ぜ方のことだ。
小林:何言ってんだよ!
寺内:2・総発電量に占めるエネルギー源ごとの割合のことだ。
小林:なんだ「ことだ」って!
寺内:3・発電の自由化ルールのことだ。
小林:語尾の「ことだ」が気持ち悪んだよ!
寺内:4・発電所の建設方法のことだ。
小林:……2。
寺内:正解(笑)! テキストの部分全然突っ込んでなかったけど(笑)。
小林:どこにツッコむところがあんだよ! じゃあツッコんでみろよ! テキストよこせ! 行くぞ。『日本政府は2021年10月に新しいエネルギー基本計画を決め――
寺内:もっと決めることあるだろ!
小林:いや、ねぇだろ! 重要だろ! 先進国が引っ張ってかなきゃいけないんだよ!
寺内:ちゃんと思想をもってる(笑)。
小林:『太陽光や風力といった再生エネの普及に最優先――
寺内:略すんじゃないよ! ルギーもつけろよ!
小林:『最優先で取り組むと初めて記しました――
寺内:もっと前から決めとけ! と、こういう感じで全部にツッコまないと。頼むよ?
小林:わかったわかった。
寺内:あ、朗報です! 次、文章量2倍あります(笑)。相当長いです。
小林:やめてください(笑)。
寺内:さて、問題2。『日本国憲法は「国の最高法規」です。国会が定める法律、内閣が定めるルールなどは憲法に違反すれば無効です。(憲法98条)――
小林:憲法そんなにあんのかい!
寺内:いいですね(笑)。『憲法に違反しているかどうかを決める権限は裁判所にあります。これを違憲審査権(違憲立法審査権)と言います――
小林:カッコいらねぇだろ! 最初に略語を書いた意味がわかんねえ!
寺内:『国会、内閣の行き過ぎなどを指摘して、国民の権利を守る手段にもなります。合憲か違憲(憲法違反)かは――
小林:「けんけん」多いな!
寺内:『具体的な裁判を通じてしか判断できない決まりです。違憲審査権は下級裁判所(高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所)にもありますが、最終的に判断する権限は三審制のトップに立つ最高裁判所にあります。このため特に最高裁は――
小林:最高裁判所って言ってたのに急に最高裁って言うな!
寺内:『最高裁は「憲法の番人」と呼ばれますが、違憲判断に消極的だとも指摘されます』ここで問題。『日本の裁判所には違憲審査権(違憲立法審査権)があります。こうした審査が必要である理由に直接関係するものを1~4から一つ選びなさい』
寺内:1・この憲法が国民に保障する基本的人権は、将来の国民に永久の権利として信託される。
小林:難しいこと言ってるけど違うだろ!
寺内:2・ 国が締結した条約は誠実に守る。
小林:んー何がだよ!
寺内:3・この憲法は国の最高法規で、その条項に反する法律などは効力を持たない。
小林:……うん? うん。
寺内:4・国会は国権の最高機関である
小林:……うん。ごめん無理だ! 全然理解してない(笑)
寺内:選択肢はツッコミ脳で聞いたらムズイかもね。じゃあ、紙で読んでいいよ。
小林:えーっと3!
寺内:正解です! 序盤のツッコミが聞いてたんじゃない?
小林:いや、ボディーブローのようにわかんなくなってったよ。
寺内:(笑)。最初わかってたの?
小林:普通に読んだらわかるもん。でもボディーブローのようにどんどん消えていくんだよ。
寺内:つまり、突っ込むことによって、より理解が深まったと?
小林:何を聞いてたの?
――次が最後の問題ですね。最後の問題は一番やりやすい形でやってみましょう。
小林:だったら漫才みたいにしますか?
寺内:僕、問題文読むだけでいいんでしょう。
小林:いや、ボケちゃっていいです。
寺内:ボケちゃってもいいの? ちょっと待って、問題文でボケる?
小林:12年やってんだからいけるでしょ。
寺内:やりますか!
――それではお願いします!
小林:はい、どうも、ランパンプスです。お願いします。
寺内:お願いします。寺内と小林と言います。
小林:はい。すみませんね。政治家の息子みたいな奴連れてきましたけども。
寺内:なんも努力してないです。
小林:そんなこと言わない方がいいですね。
寺内:あの僕、最近時事が好きで、ちょっとニュース見てるからさ、問題を出してあげようかななんて思いまして。
小林:なるほど。答えられたらN検に俺が合格できるって事?
寺内:よくわかったね。じゃあ問題だします。災害時に自分が住む地域が浸水する可能性や崖崩れがある危険などがある場所や、避難場所などを知ることができる地図のことを「ハザーマカンペー」と言います。
小林:いやいや、ハザードマップです。なんで師匠が出てくるの?
寺内:それは申し訳ない。そこで国やYahoo!自治体が災害――
小林:ちょっと待って、Yahoo!自治体って何? たぶん地方自治体じゃない? なんか似てるだけで何もかかってないんだよ。
寺内:国や地方自治体が災害の種類ごとに作り、webサイトなどで公表しています。
小林:確かにしてるよね。
寺内:日頃からマップを元に危険箇所を見て回るなど「いざ」という時の避難ルートや避難先を家族と話し合っておきましょう。
小林:それはした方がいいね。僕も小さい時やってましたよ、お母さんと。
寺内:ここで問題!!!
小林:びっくりした。声が大きいんだよ。
寺内:ハザーマカンペ―には――
小林:ハザードマップだって! なんで忘れちゃうの?
寺内:ハザードマップでした。すみません。カタカナで書いてあるから間違えちゃった。
小林:間寛平は漢字だよ。
寺内:ハザードマップは主にどのように使うために作られていますか? 最も適切な例を1から280の中から――
小林:多すぎるから端折れる?
寺内:じゃあ今日は厳選して4つにします。
小林:それがいいです。
寺内:1・年末年始などの渋滞しやすい道路を調べるため。
小林:いいえ。
寺内:2・地域ごとに予測される危険を事前に知り、猛烈な台風などが接近したときの避難場所や避難経路を考えておくため。
小林:これは素晴らしい。これ合ってんじゃないですか?
寺内:じゃあ3と4は抜かしますね。
小林:もっと合ってそうなのが出てきたらどうすんだよ!
寺内:一応読んどく?
小林:読んどけよ。
寺内:3・カイヤが反乱を起こしたら、麻世が役所に行って、 離婚届を受け取り、地図を見ながら非難するため。
小林:それはハザードだよ。必要かもしれない。
寺内:違う、ごめんなさい。カイヤじゃなくて「川が」でした。川が氾濫したら役所に行って受け取り、地図を見ながら非難するため。
小林:遅いだろ! 川氾濫してからじゃ遅いだろうが!!
寺内:突っ込んでるね。カメラ目線で突っ込んでるねー! 4・災害が起きた時、ボランティアが必要とされている所を探すため。
小林:やっぱり2!
寺内:正解です! 素晴らしい! 全問正解! ツッコミ勉強法は……有効!
――さて、ツッコミ勉強法はどうでしたか?
小林:いや、結果は出たけど、参考書とかでやるべきですね。テスト中に「何でだよ」とかやってたら時間がかかって仕方がない(笑)。
寺内:それはそうかもしれない。この勉強法は有効かもしれないけど、今のやり方は間違っていたと(笑)。だけど、自分の苦手とか覚えにくいところをツッコミ交えて覚えるっていうのはいいかもしれないね。
小林:ただ、結構、技術がいるね。やっぱり僕だからこそできたんですよ(笑)。
寺内:プロの腕見せましたね。僕も渾身のボケを出しましたよ。
小林:ハザーマカンペ―とYahoo!自治体は弱かった(笑)
寺内:読みながらボケるのは怖いんだからね、正解もわからないんだから(笑)
今回は以前検証した逆立ち勉強法に引き続き、ランパンプスの2人に「ネットで見かける眉唾勉強法」を実践してもらいました。勉強の合間の息抜きや気分転換に使えるこういった勉強だけでなく、実際に使える勉強法も実践していきます。試してほしい勉強法や受験に役立つ情報などがありましたら、下記の特設サイトまでお寄せください。
今後も引き続き、応援隊長ランパンプスが受験生に寄り添って資格試験突破を目指しながら有益な情報をお送りしていきます。
次回は、栃木県から受験に役立つ情報をお届けします。ご期待ください。
参考サイト:ニュース時事能力検定
HP:https://www.newskentei.jp/
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